暗号資産$ALIを調べるに当たって、まず当ブログサービスALISのことを調べてみました。
開始は2019年1月10日(木)とのこと。かれこれ3年弱ほど続くブログサービスになるようです。
運営会社は株式会社ALIS。ブログサービスと同名の企業が開発運営していました。
サービス開始時のPRTIMESを使ったプレスリリースには、「日本初!いいねするだけで暗号資産が貯まるソーシャルメディア」との謳い文句が入っているように、ブログサービスALISには、暗号資産$ALIが"いいね"によって貯まったり、利用者同士が投げ銭的に送り合う仕組みが導入されています。
そして、そうやって貯めた$ALIは、株式会社ALISが運営するALISTOREで決済にも使えるとのこと。しかし、紹介されているURLへ飛ぶと、3年ほど経った今も準備中でした。
3年ほど経っても動いてないECサイトの存在は、運営会社の内情を少し心配になる要素かもしれません。ブログサービスは情報をストックし続けることで価値が生まれるのですが、運営企業の都合でサービス終了となれば、せっかくのストックが無意味になってしまいます。
また、ECサイトで使えないとなると、貯まった暗号資産$ALIの使い道となるのですが、暗号資産取引所サービスで現金化するしかなさそうです。
しかし、国内の取引所を調べてみたのですが、$ALIを使える取引所はありませんでした。見つかったのは、海外の分散型取引所Uniswap。交換先も、円ではなく暗号資産$ETH(イーサリアム)です。
暗号資産$ETHを介すことで、$ALI→$ETH→$JPYへの現金化も、その逆の$JPY→$ETH→$ALIの取得も可能なようです。
ここで気になるのが交換レート。
そこで、世界最大規模の独立型仮想通貨データアグリゲーターと自称するCoinGeckoで調べてみました。ここは、世界中の400以上の取引所で6,000以上の異なる暗号資産の動向を追跡しているそうです。
まずは1$ALIが何$ETHになるか、2021年12月6日までの価格推移が以下の通り。
参照先 : CoinGecko $ALI -> $ETH
こちらは1$ALIが何円になるか、同2021年12月6日までの価格推移が以下の通り。
このグラフを見ると、リリース直後には150円近くまで価値があったようですが、現在は価格が落ちたと言うべきか、1$ALI=1$JPYほどで安定推移しているようです。
この記事を書いた時の価格は、1.08$JPYでした。
ECサイトがオープンすると、少しは価値が上がるかもしれませんが、この価格推移を見る限りでは暗号資産$ALIは、1$ALI=1円と理解して問題はなさそうです。