世の中どんどんキャッシュレス化が進んでいて、電車広告でも「財布が要らなくなる時代」的なものが流れてたりします。
僕個人的にもコンビニなどでは現金を使いませんし、買い物もカードで済ませることが多いので便利さを感じてはいるものの、本当にキャッシュレス化して良いのかな…と思ったりするわけです。
昔ながらの個人店に食事をしに行くとカード払いができず「現金のみ」というところは多いものです。
カード使用可能なお店は大体入り口に利用可能な決済方法が表示されていますが、なかには非表示のところもあります。
そういった非表示なお店は外からレジが見える場合はガラス越しに覗き込んでカードリーダーがあるか確認をするのですが、その作業がなんとも煩わしい…
そんなお金の支払いのことを気にして食事や買い物をするのが嫌なので結局現金も持ち歩いています。
停電に限らず、何かしらの天災で通信が出来なくなったら支払いができなくなるのではないかという不安。
クレジットはネット回線を必要としている(オンライン)ので電力供給されなかったら使えないんですよね。
充電が切れたスマホみたいなもの。かつてこち亀で大原部長が覚えたての電子マネーで遠方へ旅をして、充電が切れて返ってこれなくなるなんて話があったような気がしますがまさにアレ。
端末やサービスによってはオフライン決算もできるようですけど、ならば全てのお店でそういった端末を使っているのかといったらそういうわけでもないでしょうし…
結局のところ不安は払拭できないわけで。
冒頭で触れたように「財布が要らない」が現実となったとき、財布を製造しているところは当然売り上げが落ちることかと思うのですがどうなんでしょうか。
現在の市場規模ってどんなもんなのかと気になりググってみたのですがピンポイントで出てこなかったので諦めましたが巨大産業じゃないにせよ小さいわけでもないと思っています。
代わりにカードケースなんかが流行ったりするんでしょうかね。
ネット決済が増えればこれまで使っていなかった人も使わざるを得なくなると思うのですが、今でさえフィッシングサイトが乱立しているのに大丈夫?と心配になります。
本物そっくりのサイトでURLだけ微妙に違う…とか。本物は「.jp」であるところ「.ip」とか。
闇営業が世間を賑わせていますけど、ああいった輩が増えちゃうんじゃないかなって。
2024年に紙幣が刷新されるわけですが、キャッシュレス化を推進しているなかで新しい技術を用いた紙幣を作るというのは何とも無駄な話じゃないかい?と感じるのです。
そんなところにお金使ってないでもっと別なところにお金使いなさいよ…と。
老後破綻という言葉が市民権を得てしまうような世の中(破綻するくらい準備不足なのが悪いんですけど)なのだから、そちらを何とかしなさいよ…と。
そもそもキャッシュレス化というものが国をあげてのプロジェクトなのかどうかも僕は知らないので偉そうなことを言える立場じゃないんですけど、なんか噛み合っていない感じがして気持ちが悪いです。
現金を持っていないと不安であるというところに着地しました。
そもそも現金がなくなるなんてことは無いのだから財布も必要だし、財布を持っているのであれば現金も持ち歩けば良いじゃないかと。
なんだ、この堂々巡りな感じは。