皆さん債券はご存知ですか?
債券は主に証券会社で取り扱いしていて、会社、国などが発行した債券という有価証券を投資家が買い会社、国などに資金を提供する仕組みです。
それぞれ満期となる期間が定められており満期までは債券の発行元から投資家が利子(クーポンと言ったりします)を受け取ります
そして満期になるとその額面の金額が返済されます。
因みに一言に債券と言ってもピンからキリまであり、リスクが最小の国債(国の発行する債券 リスクフリーレートなどと言われます)からハイイールド債と呼ばれる信用力の低いジャンク債などがあります
ここで言う信用力とはざっくり言うとその会社(国)がつぶれやすさ、しにくさ と捉えれます。
満期までにその会社ないし国がつぶれると投資金は取り戻せなくなります。なのでその会社の信用力は重要です。
常識的に考えると国がつぶれるというのは考えにくいのでリスクが最小となるわけです。
ここで試しに国債を使い計算したいと思います。
①日本の国債の利回りは2019/5/18現在10年もので0.05%(税抜き前個人向け)です
100万を預けると年利にして500円受け取れます。
それに比べて
②アメリカの国債利回りは2019/5/18現在10年もので2.393%です
為替のことはとりあえず計算せずに100万を預けると1年間23930円受け取れます
これはアメリカの国債がおいしいと言いたいのではありません。
国によってこれだけの利回りの差があることを知ってもらいたくて記載しました。
(もちろん国債だけじゃなく社債はもっと利回りが高いのもあります)
と、ここまで債券のことを書き説明してきましたが、ここで題名のゼロクーポンを紹介したいと思います。
ゼロクーポンとはクーポン(利回り)がない代わりに額面価格よりも低い金額で発行される債券です。
例えば額面金額が100円の債券を87円で貸すようなイメージでしょうか
このゼロクーポンを上手く利用すればリスクヘッジなどへも活用できます。
使用例として 5年後に100万円になるゼロクーポンを87万円で買いその5年間は残りの13万をギャンブル要素の強い投機に突っ込む
5年後に儲かればよし損してもゼロクーポンがあるのでそこまで大きなマイナスにはならない と言うような使い道などです。
債券は一般的に攻めの投資ではなく守りの投資ですがその守りの投資を有効活用すればこんな一風変わった面白い投資にすることなども出来ます。
もし興味のわいた方がいましたらその方へ 調べますと、おいしそうに見える債券が多々あるのですが、おいしそうに見える利回りにはわけが必ずあります。投資は儲ける人と損する人がいて成り立つので、おいしい話は素人には回ってきません。
ご注意を
※途中の計算には為替、課税関係は計算していませんので実際にはもっと複雑な計算になります※
※ゼロクーポンも似たようなものはありますが、日本円ではなくアメリカの国債のです※