中国の古典と言えば『論語』や『孫子』あたりが有名で
一度は読んだことがある人というも多いと思います。
もちろん中国には、その2つだけでなく『六韜』、『鬼谷子』、『荘子』、『韓非子』など日本人があまり知らない書物・思想もあるわけです。
今回はその中からアンチ論語とも言える中国の奇書『厚黒学』を紹介します!
作者は、清の末期に生まれの教育者李宗吾です。
李宗吾は伝統的な論語の仁や礼といった理想を学びますが
『うーん実際となんかちゃうな』と思うようになり
『厚黒学』と名づけた文章を発表します。
「厚」恥を恥とも思わない面の皮の厚さ、「黒」権謀術数に長けた腹黒さ
李宗吾は、この2つが英雄になるために必要だと主張して、曹操、劉備、諸葛亮、項羽、劉邦などの日本人にも馴染みがある英雄を例に、仁や礼でなく厚黒こそが大事だと論証していくとういのが『厚黒学』の内容です。
現代の成功している中国人のドライでタフな部分は厚黒で説明できる気がして、めちゃくちゃ納得しましたw
『毛沢東とか厚黒学の理想そのもの…』
『厚黒学』の全部が正しいというわけでもないですが、世の中は純粋なだけではやっていけないっすよ、中国人で商売したい人や、激動の時代を生き抜く秘訣を知りたい人や、英雄になりたい人おすすめですよ~