
『通貨の日本史』という本を最近読みました。
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2016/08/102389.html
そこで「早起きは三文の得(徳)」ということわざについて触れてありました。
意味は朝早く起きると良いことがあるということです。
由来は、中国の「宋樓鑰詩」という本に書かれていた「早起三朝當一工」という文言らしいです。
日本に入ってくるときに少し変わったようです。ネットの色々な記事では奈良説と高知説があると書いてあります。
「三文」は象徴的な金額で、たいしたものではないが、毎朝のことだから長い間にはばかにならない意が込められている。(故事俗信ことわざ大辞典)
『通貨の日本史』では由来に関して、別の説が取り上げられていました。
省陌(wikiでは短陌)という、100枚未満の銭を100文とみなす慣習があります。
中世日本では97枚で100文としたようです。
省陌は紐でまとめないと適用されないので、「早起きして銭を紐で結ぶと三文を得する」というわけですね。
省陌は中国が元です。銭の数には地域差があったようです。
私は24時までにはできるだけ寝て、遅くとも8時くらいには起きるようにはしています。
朝の時間が、物事を取り掛かるのに一番良い時間なので大切にしたいと思います。










