現在居住中…大分で百貨店は?と聞いたら、多くの県民が大分駅前にある府内町のトキハを口にすることに違いない。それほどの歴史と品格を備えた百貨店なのだ…これまでは。県外からやって来た私にとっては、うーんって感じだけど…それでもトキハは大分の人にとって、特に高齢者にとっては自慢の場所なのかな。
山形の老舗百貨店、大沼が倒産して昨日まで使えた商品券が無価値になったというニュースがあった。しかしもうその程度で驚いている場合ではないかもしれない。この流れはさらに大きなものになりそう。
しかし中国の『銀泰百貨(インタイム)』は違っている。
アリババグループの投資をきっかけに、テクノロジーを駆使し、AI✖ ビックデータの最適化で効率のいいサービスが展開されている。AR機能を持つ鏡を利用した化粧品販売、店内を動き回るロボット、オンラインモールと直結した販売システム、アリババの持つビッグデータをテナントに提供することによるセールスの最適化等々行われている。
『OTO』というキーワードがある。
オンラインtoオフラインの略称だけど、これからはオフラインは消えてオンラインが全て…という流れではなく、この二つをうまく結びつけることでサービスの向上が図れるということ。百貨店がこれから生き残る方法がここにあるのだと思う。それを実証しているのがインタイムだ。
百貨店の復活に向けた大きなヒントがインタイムにはある。
真似しない手はないと思うが…、
老舗、名家という変なプライドがきっと邪魔してしまうんだろうな。
「セレブと執事と羊飼い」は大分市府内町を舞台に展開させたいと考えている。
府内町の顔トキハ本店にも元気を取り戻してもらいたいものだ。