整った眉が歪んだなら必要の頭に不の付く数ある絵画の1つに過ぎないのです
シド
「僕、ディナー」(2005)「不必要」の曲折に富んだレトリックが見事。アイデンティティーを「眉」の如きものに求める心理の機微を端的に捉えて無駄がない。むしろ、肥大した自意識が「必要」を確信している。