ライセンストークン発行機能α版リリース(β版0.50.0リリース)

ALIS-official
2019/08/20 22:37

ALISISTAのみなさん、こんにちは！

本日、「ライセンストークン発行機能のα版」をALIS Laboratoryの一環としてリリースしました。これによりみんなが作成したデジタルコンテンツをトークン化できるようになりました。特にALIS Marketとは相性が良いと思うので、α版ですがぜひお試しください！

トークン発行の仕組みと活用例

ALISでデジタルコンテンツに対してトークンを発行すると、そのトークンが該当デジタルコンテンツの利用権として使えます。このデジタルコンテンツの利用権を簡単に譲渡・売買できます。

ライセンストークン発行機能を使ってあなたがデジタルコンテンツをアップロードすると、Ethereumのパブリックチェーンでそのファイルに対して、あなたが指定した枚数のトークン(ERC-721)を発行し、あなたのウォレットにそのトークンを送ります。このトークンはアップロードしたファイルにアクセスできるための鍵だと思ってください。

この機能を使って、ALIS Marketでデジタルコンテンツを売ることがより簡単になります。例えば、小説・漫画・音楽を売りたい場合、購入者のアドレスにトークンを送ることで済みます。購入者はトークンを保有していることでALISを通してファイルをダウンロードできます。

面白いことに、違う人が同じファイルに対してトークンを発行することはできません。そのため、購入者が勝手に購入したファイルをアップロードして発行したトークンを自分で勝手に譲渡・売買することはできません。しかし、トークン自体はもちろん譲渡・売買することができ、ALISユーザーじゃなくてもファイルのダウンロードはできます。これは、このライセンストークン発行機能の無限の可能性の１つにすぎませんし、例えばトークンに期限を設けて期間限定のイベントで使用するなど、考えれば考えるほど新しいアイデアが出てきます。もし、たくさん使われたら今後アップデートしていくので、要望はALIS公式Discordまでどうぞ！

使い方

使い方の話に入る前に、今回のリリースのバージョンはα版です。ALIS Laboratoryは、ALISの実験的な機能を試す場ですので、その辺はお忘れなく😉

しかし、使い慣れたらとても有能な機能であり、特にALIS Marketと相性がいいです。

本機能はメニューからアクセスできない状態になっており、以下のURLからアクセスできます。需要があれば簡単にアクセスできるように表示方法を思考します。

https://alis.to/labo/n/license_token

アクセスするとメタマスクログインが促され、そのときメタマスクにログインしてください。ログインができたら「ライセンス管理ページ」に飛びます。

ライセンストークン管理ページでは、あなたのMetamaskに入っているトークンを確認したり、自分のトークンを発行したりすることができます。

トークンを発行する場合、発行時に指定した枚数（一回ごとに10個まで）のトークンがあなたのMetamaskに入ります。10個以上のトークンを発行したい場合、もう一度同じ手順を繰り返す必要がありますが、これは最初にそのファイルに対してトークンを発行した人にしかできません。つまり、あるAというファイルに対して発行されたトークンをいくら保有していても、トークンの再発行は最初にそのファイルをアップロードした人のみ可能です。

トークンを発行する以外、自分の所持しているトークンの確認もライセンス管理ページでできます。所持するトークンは、自分が発行してまだ未送信のトークンと、他人から送られてきたトークン、という２つのパターンが考えられます。

トークンに結びついているファイルのダウンロードとトークンの送信はトークンをクリックするとできます。

仕様

・一回にアップロードできるファイルの大きさは現在50MBです
・機能の廃止の可能性もあり、そうなるとファイルへのダウンロードができなくなります。もちろんその場合は事前に報告しますが、現段階でダウンロードの永遠的な保証はないことを考慮した上ご利用ください
・それぞれのトークンの利用権の幅はご本人に任せます。その利用規約を破ることは権利侵害にあたる可能性がございます
・トークンのID名は現状変えられません
・トークン発行・送信にはGAS代を払うため、Ethereumが必要となります
・本機能はPCのみで利用可能です。