と言いますのも特例子会社は社員の大多数が障害を抱えて仕事をしています。
このため、自他に配慮したりできる人が採用されやすい傾向があると思われます。
事実、私も評価面談で一番、評価されているのが温和なところだったり、他人に配慮が出来ている点です。
その次にVBAや頭の良さ(ロジカルシンキングと決断力)を評価されます。
また、課題は常に凡ミスを減らすことです。
障害特性からルーティンワークで恐ろしい成績(ほぼミス0の人も居ます)を出す人が居たり、実際に私も物忘れが多かったり、短期記憶が悪い自覚はあります。
過去に私が働いてきた一般企業では上記の私の性格は押しが弱く、アグレッシブさやハングリー精神がないだとうです。
特例子会社はボランティアでも非営利団体でもありません。
深刻に受け止め内では欲しいのですが会社組織としてはやはり利益を出さねばなりません。
そこで、突出した能力がなくとも、安定して勤怠が出来れば、それはそれで何がしかの仕事を遂行できる可能性があるため、障害者枠では勤怠の安定が大きなアドバンテージになります。
前の記事で書いた就労移行支援事業所に通所するメリットとして、就労移行支援事業所に安定して通所出来てきっちりと訓練が出来ていれば、就労移行支援事業所から企業に勤怠が安定している保証書のようなものを書いてもらえます。
障害者枠で就職が心配な人は、就活のアドバイスも貰え、かつ条件によっては無料で使用できるのでご自身のレベルに合った就労移行支援事業所の利用を強く推奨します。
上記1と2を満たしていれば高い割合で採用される可能性があります。
しかしながら私は今の上司にVBAが出来て人当たりの良い人を丁度探していたと言われた事もあります。
そこで、特例子会社で活躍できそうな能力を書きに簡単にまとめてみたいと思います。
ざっくり言ってしまうとExcelなどでプロミングをして、ルーティンワークなどを高速化・効率化することです。
プロミングレベルでは初心者クラスではありますが、誰でも習得できる技術ではありません。このため重宝されます。
VBAの亜種であるVBS(VBScript)やコマンドプロンプト、PowerShell、CSS、HTML、ネットワーク技術などを使えると更に業務効率化出来て評価される場合もあります。
稀にですが、私は業務を効率化しすぎて、人間がやることが無くなってしまい、
廃止したVBAなどもありました。
また、VBAがあまり浸透してない社風だと、属人化を恐れてVBAを禁止される事もあります。私も、VBAとは何かを上司を含めて色んな社員に説明して回ったり、後任を育てる時期があり、布教活動が功を奏したのもあり、他部署からの依頼も来て、お陰様で忙しくさせて頂いています。
何だかんだ言っても人間がやりたがらない仕事を代行してくれるめちゃくちゃ便利なツールなどをつくって紹介すれば、色んな方が未知の技術に対する警戒心を解いて、積極的に作成依頼をしてくれるものだと私は気づきました。
他にもVBAほどではないかもしれませんが、複雑な関数を読める。
Excelのパワークエリを使用できる。
Accessを使用できるなどのスキルも上司が求めていれば重宝される可能性は高いです。
業務で個人情報を扱ったりすることは実は珍しくないと思います。就労移行支援事業所での訓練でも紙の情報をPCに転記するという訓練があるほどです。
個人情報を取り扱うので正確性や誠実性などを求められる業務も多いです。
私は正確性に乏しいので、VBAで正確性を補助するツールなどを作り評価されています。
ただ、中にはツールを使用しなても高い正確性やパフォーマンスを発揮するメンバーも居り、高く評価されています。
私の会社では精神疾患や発達障害を抱えていても実力があれば管理職になれます。
精神疾患を抱えながらもかなり出世して登壇し、全社員に向けたメッセージを発信してる人も居ます。
ただし、全ての特例子会社や障害者枠で出世が可能とは限りませんので、ご自身のライフスタイルに合わせた所への就職を推奨します。
特例子会社は大雑把に言うと快適に過ごしやすいという環境という大きなメリットがある一方、その環境の維持費などの為、給与は少し一般就職より低いのも現実でありデメリットといえばデメリットです。
詳しくは下記の記事に記してあります。
東京の方では大手企業のオリンパスの特例子会社の社員たちが賃金の上昇を求めてストライキを起こしたこともあったようです。
金銭面を解決するには大きく分けて2あると考えています。
1.副業をする。
2.出世する
1の副職ですが注意点として、特例子会社で副職が可能なところは少ないというという話はよく聞きます。
なので、メルカリやヤフオクで利益を上げたり、ブログやAmazonで本を出版したりして稼ぐことも出来るかもしれませんが、長い根気が必要と思われます。
2.の出世はゼネラリストではなくスペシャリストになるという選択肢もあるかと思います。
ゼネラリストだとどうしても人間関係の調整なども仕事に入ってきて障害を抱えながらだと大変かもしれませんが、
スペシャリストだと専門分野を極めるので、こっちの方があっている人には良いと思われます。
SEは対人能力も求められますが、プログラマーや動画編集などではSEほど対人能力は必要ないと思います。
このため、初めからITの会社に入りプログラマーを目指したり、私のようにあえて事務職に入り、社内SE(プログラマー)として活躍するのもいいかもしれません。
話は少し脱線しましたが、障害を抱えていると、同じく障害を抱えている人の気持ちに深く共感できます。
このため、障害を抱えながら出世できる人はかなり重宝されますが、管理職で業務の大変さから心身を崩してしまう人も居るのも事実ですので、身の丈に合った仕事の仕方が大切だと思います。
本日のまとめ
特例子会社で採用されやすいのは下記の特徴を持つ人と思われます。
・協調性が高い人
・安定して出勤できそうな人
・突出した能力を持つ人
┗VBAなど
┗正確性
┗温和なリーダーシップ
いつも応援ありがとうございます!
お陰様で3月、4月までは仕事がたくさんあり、忙しくさせて頂いています。