私が実践した方法では期間にすると1.5か月もあれば十分です。
ある調査によると早い人なら30時間の学習で簡単なプロググラミングが書けるという調査もあります。
遅い人なら100時間かかるぐらいかかるかもしれませんが、100時間という数字は毎日1時間勉強したなら3ヵ月ほどです。
ネットの情報では40~50時間で書けるようになるという人もいます。
私自身は、会社の昼休みの30分や、アフターファイブに気が向いたときの15分~1時間ほど勉強をしました。
初期の方は土日にも1~3時間ほど行いました。
VBAの基礎を学ぶまでの1.5カ月はこのスタイルでしたが、VBAの基礎が身に付いた今では定期的な勉強は行っておらず、行き詰ったときのみ勉強をするという形でほぼ一切勉強をしていないといっても過言ではありません。
それでも、職場で誰かが新しくExcelファイルを作ったりした場合は真っ先に私の所にマクロ化の相談が来て、実際にネットや書籍で調べたり、地頭で考えたりすればコードをかけて狙った処理をするマクロを書けています。
私の場合はネットの無料サイトで学習をしましたが、私なりに要約したものをブログに記載したいと思います。
といっても、学習サイトには「どう学習すればいいか」といった情報はありませんでしたので、私自身は自分で考えた結果英語学習と同じ方法を取ろうと思い、
「①同じコードを何度も書く。」
「②なぜ、そのコードでそのように動くのかを必ず理解する」というこのシンプルな方法を徹底して行いました。
また、学習で大切なのはインプットより実際に手を動かすアウトプットだと思います。
アウトプットをすることで記憶などが定着していきます。
曖昧な情報だとアウトプットは出来ず、プログラムは特に1文字違うだけでも動いてくれませんので真剣に身に着けたい方はアウトプット(実際に手を動かして書く事)を強く推奨します。
英語でもまずは簡単なThis is a apple から始めて反復して同じものを学習し、this が「これ」を意味して、isが「は」、appleが「りんご」と何度も繰り返すことでそれまでは意味不明だったVBAのコードが少しずつ読めるようになりました。
英会話も実は中学校で習う単語と文法をマスター出来れば外国人と基本的な話は喋ることが可能と言われています。別に英字辞典を全て覚えなくても英語が喋れるのです。
いつも使っている日本語も皆さんは国語辞典やテレビのクイズ番組で知らない言葉を沢山見聞きされると思いますが、喋ることが可能で他人とコミュニケーションをとることが出来ています。
VBAも一緒で少量、あるいはカタコトのコンピューター語でExcelに話しかけても狙った処理を案外してくれます。なので、何も怖いことはありません。
話が脱線してしまったので戻しますが、学習サイトには②の理由(なぜそのコードで動くのか?)が簡潔に述べられていて私自身に理解が出来ないときには、他のサイトを調べたり、自分でマクロの挙動を1コマずつ動かして観察して理解したりもしました。
この方法についてもかなり便利なので詳しくは後述します。
本書でVBAとマクロなどの言葉が出てきたので、今更かもしれませんが簡単に解説しておきます。
ざっくり言ってしまうと、VBAはコンピューターが話す・使う言葉の1つです。
地球にも日本語、英語、フランス語とあるようにコンピューター語の1つになります。
正式名称はVisual Basic for Application で、Excel、Word、Power Point 、Outlookなど基本的にはマイクロソフトが作ったアプリケーションでしか使えません。
マクロは、コンピューターにいくつかの操作を記録してもらいそれを実行することをいいます。
マクロには必ずしもコーディングが必要なわけでなく、コーディングの知識がない人でも直観的に使用できる事もあります。事務職の世界ではVBAの事をマクロと呼ぶ人も多いですので事務職では厳密な定義は必要ないかもしれませんが、
エンジニアの人にVBAとマクロを同一の意味で使用していますと、無知だと思われますので気を付けた方が良いです。
次回のブログからいよいよ本格的にVBAの環境設定とコーディングを行っていきます。