令和になった初日、5月1日に御即位記念の御朱印を頂いてきました。
令和最初の御朱印なので、どこの神社やお寺で記念御朱印をいただこうかと考えたのですが、僕はもう御朱印マニアの領域に入ってしまって、大きな寺社のみんなが頂いているような御朱印では満足できない!
ということで、今回訪れたのは京都・堀川寺之内にある宝鏡寺(ほうきょうじ)。
普段は非公開なので知らない方がほとんどでしょうが、皇室ゆかりのなかなかすごいお寺です。
京都の街の真ん中、堀川通りからわずかに東に入った場所に宝鏡寺はあります。
この地は寺ノ内と言い、その名の通りお寺がたくさんあります。
御所にも近く、近辺には特に尼門跡寺院がいくつかある土地です。
宝鏡寺は普段非公開(春と秋に公開あり)なのであまり知られていませんが、旧百々御所(どどのごしょ)とも呼ばれる尼門跡寺院。
御所であり、歴代皇女が住持を勤めた尼門跡寺院なので、天皇家と関係が深いとても格式の高いお寺です。
その宝鏡寺、今回は天皇陛下御即位「春季京都非公開文化財特別公開」の一環として公開されました。
かなりレア度が高い(失礼)のがわかって頂けると思います。
宝鏡寺は尼門跡寺院なこともあってたくさんの貴重な人形が所蔵されており、人形寺としても名高いです。
宝鏡寺の大玄関。
木によって隠されてはいますが、さすが門跡寺院だけあって、天皇からの使者をお迎えするにふさわしい堂々とした玄関です。
それでは、本堂に上がらせていただきます。
昔のひな人形を含めたくさんの人形が飾られており、また円山応震の襖絵も拝見できました。
さらには新緑のお庭がとても美しいのですが、お庭を含めて撮影禁止なのでお見せできません。
安易に写真で見ないほうが良いという話もあるので、機会があればぜひ訪ねてみてください。
では、いただいた御朱印を。
これは見事! とても晴れ晴れしい御朱印ですね。
真ん中の大きい「慶」は金色で書かれています。
背景には先に書いた大玄関。そして菊の御紋が6つもですよ。
日付は令和元年五月一日。もう完璧としか言いようがありません。
このめでたさと門跡寺院の格式、そしてレア度。
この御朱印、ネットフリマで高く売れ…、いやそれは絶対ダメです。
令和初日に宝鏡寺を訪れた証として、大切にしまっておきます。
もちろん、ALISオリジナル御朱印帳に貼りました(この御朱印は書き置き)。
もうひとつ、御朱印をいただきました。
こちらは御朱印帳に直筆で、もちろんALIS御朱印帳に書いていただいています。
やはり、6つの菊の御紋の寺紋が格式の高さを表していますね。
ちまたでは、参拝者の多い神社で令和初日の御朱印をいただくのに何時間も待ったという話が出ています。
でもここ宝鏡寺では待ち時間はほとんどなく、最初に御朱印をお願いしてお堂を一通り拝観させていただくと、もう御朱印を書いていただいていました。
やっぱり穴場なのかな?
ということで、令和初の御朱印はとてもおめでたいものとなりました。
御朱印の文字のごとく、謹んで令和の時代をお慶び申し上げます。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4
同じ尼門跡寺院で、宝鏡寺のすぐ横にある慈受院も同時に訪ねていますので、そちらの記事も合わせてどうぞ。
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