この秋、山伏の寺、京都・聖護院門跡が特別公開されました!
そして特別公開限定の御朱印もあるとのことで、秋の天気の良い日にお出かけです。
立派な門構え。小さいですが菊の御紋が見られますね。
というのは、聖護院(しょうごいん)は門跡(もんぜき)寺院といって、代々皇室の方が住職を務められた格式の高いお寺なのです。
では、門をくぐって中に入りましょう。
左が宸殿、右が本堂です。
宸殿(しんでん)とは門跡寺院特有のもので、高貴な方をもてなす建物とのこと。
京都御所が火災の際はここが仮の皇居になったそう。
とっても高貴な場所ですね。
いつも外側からは拝観できるのですが、今回の特別公開では、なんとこの宸殿内部へ入らせていただけます。どんなんだろう?
宸殿の内部。三の間、二の間、上段の間。
なんだか、格式がある雰囲気…。
そうなんです。
一番奥の上段の間は、天明8(1788)年の京都御所が炎上した後に光格天皇が公務を行った場所、また幕末にも孝明天皇が仮の皇居として使われたとのことです。
すんごい格式の高さ。
上段の間に近寄ってみましょう。
上段の間を横から。
ここの障壁画は、狩野派の狩野益信によって描かれています。
「研覃(けんたん)」の額は後水尾天皇の筆によるもの。
んー、いろいろ豪華ですごい…。
天気が良くて、お庭もきれいですね。まったりとします。
この特別公開では、係の方が40分に渡って解説してくださいました。
拝観料は800円とややお高いのですが、見どころが多い上に解説付きで良く分かって満足です。
宸殿前のお庭は白砂が市松模様。
青空が清々しいですね。
そうそう、御朱印をいただきましょう!
これが通常の御朱印。
法螺貝(ほらがい)ですね!
聖護院は山伏の総本山なので、山伏の吹く法螺貝なんです。
そして筆書は梵字です。「カーン」と読むらしく、聖護院の御本尊である不動明王を表しているとのことです。
そしてこちらが特別御朱印。書き置きです。
「神変(じんべん)」の文字は光格天皇の筆。役行者という方に、光格天皇が神変大菩薩と名前をつけられました。その神変ということです。
さて、この御朱印、ヤフオクでは1,400円で落札されていました。
人気なのはわかりますが、ヤフオク出品って…。
聖護院の特別公開では、これ以外にも重要文化財の書院など素晴らしいものをたくさん見せていただき、とても満足しました。
さて、帰り道。天気がいいのでちょっと散歩をしましょう!
聖護院門跡の周りには平安神宮などの名所が多く、そして閑静な住宅街があります。
そんな住宅街の中に、とあるマンションが。
おお、ここは先日華々しく引退された有名歌手の方が、引退後に暮らすと言われているマンションですか?
閑静で立派なマンションです。
(写真はかなりモザイクかけてます。)
芸能情報によると、このマンションの最上階を2億円で買われたとのことです。
んー高いと思いましたが、まあ2億円ですからALISトークンが大きく上がれば買える人が出るくらいの額ですねw
というか、上がってくれないかなぁ。
ということで、疲れてきたところで今回の京都御朱印お散歩は終了ですー。
聖護院門跡の特別公開はお勧めですが期間限定なので、終了には気をつけてくださいませー。
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