9月になって急に温度が下がって、一気に秋らしくなってきました。
そして御朱印も秋バージョンが出つつありますね。
かわいいイラスト御朱印が人気の京都・佛光寺。
ここでも秋バージョンの御朱印を書かれるとのことで、散歩がてら行ってみましたよ。
京都・四条烏丸から少し下がった場所にある佛光寺。
都心にありながら、広い敷地に立派な大師堂と阿弥陀堂。
下記の記事のように半月前に訪ねた際の夏空とはうって変わって、秋雨の空です。
手水舎の龍神様
水はチョロチョロとしか出ていません。境内は閑散としています。
佛光寺は大きなお寺ですが、観光寺院ではないので訪ねる人は少なく、今回も誰もいないお堂の畳に座ってしばし和むことができました。
大師堂の隣にある寺務所で、御朱印をいただきます。
佛光寺では御朱印と呼ばずに法語印と言われています。
法語印の他にも絵葉書など、可愛いイラストのものが多数並んでいます。
これが佛光寺、秋の法語印!
やっぱりイラストが可愛いですね。
おお、今回はアリとキリギリスで来ましたか。
んー、アリとキリギリスってイソップ寓話で西洋の話なんだけど…。
まあ、こまけぇこたぁいいんだよ!
さて、書かれている法語の意味を見てみましょう。
「諦聴」って、なんでしょう?
今回も説明書きがついてくるので、これを拝読します。
「諦聴(たいちょう)」とは「あきらかに聴け」という意味らしい。うーん。
忠告を他人事ではなく自分のこととして聞きなさい、ということかな。
耳の痛いことは自分事として聞くのは辛いけど、それでもしっかり聞きなさいということでしょうか。
まさにアリとキリギリスのお話。
西洋でも東洋でも、教訓は一緒なのですね。
さて、佛光寺名物の今月の八行標語。
スズムシの音に耳をかたむけ
蚊の飛ぶ音に手が動く
かわいい虫とそうでない虫
二つに分ける虫のいい私
今月も考えさせるお話ですね。
でも、虫のいい私と言われたって、蚊に刺されたら痒いんだもん…。
この毎月の八行標語は有名で、本にまでなっていますね。
(アフィリンクではありません)
法語印といい八行標語といい、佛光寺に来るといつも考えさせられるものがあります。
お寺や神社の景色が綺麗とか、御朱印が可愛いとかも素敵なこと。
でも、こういう人生とか世界についてちょっと考える機会を与えてくださるということも、寺社を訪ねる魅力ではないでしょうか。
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