今年に入ってALISトークン価格が下落の一途ですね。
円かドル建てでまだICO価格より上では推移はしていますが、この水準では含み益が出ている方は少ないでしょう。ホルダーのみなさま、イライラしたり失望されたりしていませんでしょうか?
トークン価格は投資家の利益の問題だけではなく、ALISはトークンで記事への報酬を渡すので、価格とALISサイトの盛り上がりが直結することはご承知かと思います。価格の大きな下落は、ALISプロジェクトの危機につながりかねません。
まず、現時点のALISトークン価格を形成するいくつかの材料を振りかえります。
下落(懸念)材料
・インフレトークンなので常に価格下落圧力がある。報酬の換金売りの懸念
・β版リリースによる事実売り。β版とはいえプロダクトの出来が不十分なことによる失望売り
・海外のメジャーとは言えない取引所にしか上場しておらず、売買しにくい。流動性も低い
・ALISがソーシャルメディアとして発展するかどうか見通せない
・下がり続けているので傷が深くならない間に見切りたいという気持ち 等
期待材料
・ALISプロジェクトは今後も継続し、プロダクトは改善してゆく見込みが高い
・β版リリース時や報酬配布開始時ほどの勢いはないにしても、ALISへの記事投稿は継続している。興味深い記事も多くあり、現時点でも仮想通貨領域のメディアとしてある程度は成立している
・今後は仮想通貨以外のジャンルへ手を広げる予定であり、大きなソーシャルメディアになる可能性
・海外のメジャー取引所や国内取引所への上場が取りざたされている(ALISチームは交渉中との声明)
・今の価格は安値圏だろうとの認識
・クジラが安く買うために売りを仕掛けている?(Discordでのコメントより)
・ALISチームならやってくれるであろうという、人への期待 等
ALISはトークン価格が報酬金額に直結する性質上、かなりトークン価格に配慮した運営が必要と思います。
ALISチームも当然価格には十分に留意されており、一昨日も「ALISトークン価値向上に向けたストーリーの具体化」というタスクを追加されました。どのような対応を取られるのか期待したいところです。
ALISの公式Discordでは、価格について突っ込んだ議論がなされていました。それをまとめて、自分の意見も加味すると以下になります。
・プロダクトが改善されコミュニティも活発ならトークン価格は自然に上がってゆくだろうというのは甘く、特にインフレトークンであることを考えるとかなり価格維持の施策が必要。
・トークン価格上昇のためにいたずらに投機需要を煽ることは賢明ではなく、基本的にはALISのプロダクト自体がお金を稼いで、それを報酬として分配しインフレ率を下げるということが大切だろう。先日発表された施策である、ALIS有料記事やトークン預託、投げ銭からの手数料はプロダクトがお金を稼ぐ一例。ただ、これだけでは収入が多くなく不十分との声も。
・もちろん、流動性を上げるために国内外の大手取引所への上場も必要。
結局このようなことを検討してゆくと、ALISトークン価格は放置すれば下がり続けるが、それを上げてゆく方法はALISチームならいろいろできるだろう、と考えられるかとも思います。
この考えを突き詰めると、ホールドについては最後はALISチームを信頼できるかどうかにかかっているのだなあ、と改めて感じています。
特定の人々への信頼というのはおよそブロックチェーンやスマートコントラクトの理念とは離れた、少々古臭い概念なのでしょう。ALISはそんな信頼を再構築しようと試みているのですから。しかしこの古臭いような信頼の方法も、あながち馬鹿にはできないのかも知れませんね。
さて、今後のトークン価格はどうなってゆくことでしょうか。
よろしければ、過去記事一覧もご覧くださいませ。
Cosmosの過去記事一覧
Twitter: @cosmoscx
注)本記事は個人的な見解を書いたもので、ALIS公式とは関係がありません。また、本記事は投資を勧誘するものではありません。