いよいよ今年も押しづまってきました。
京都では昔ながらのお正月の準備が進んでいます。
そのひとつ、天神さんの総本社である京都・北野天満宮で大福梅(おおふくうめ)の授与が始まったので、いただきに行ってきたよー。
ん、大福梅ってなあに?
北野天満宮社殿。立派ですね、もちろん国宝。
向かって左にある、枝だけの木が有名な飛梅です。
まずはここで、あん(手を合わせること、参拝)します。
紅葉のシーズンは終わったのに、北野天満宮は参拝する人でいっぱいです。
その理由はそう、年明けの受験シーズンの前に祈願をしに来られているんですね。
「入試合格祈祷」受付には列ができているほどの人気。
さすが学問の神様、天神さんの総本社です。
絵馬もいっぱい!
ほぼ全て合格祈願ですね。
みなさんの真剣さが伝わってきます。
そうそう、来年はいのしし年です。
まだわずかに紅葉が残っていました。
秋と年始が同居する不思議な感覚です。
天神さんといえば牛ですね。
菅原道真と牛との関係が深いことより、神の使徒として置かれています
みんなに頭を撫でられ、牛さんピカピカに輝いています。
さて、目的の大福梅をゲットしました!
これは梅ぼしですが、ただの梅ぼしではありません。
北野天満宮は梅で有名で、大きな梅苑があります。
そこで取れた梅の実を天日干しにして、梅ぼしにしているものです。
ありがたみがひとしおですね。
京都では、元日の朝にこの梅ぼしをお茶の中に入れていただくことから一年が始まります。平安時代からの伝統らしいです。
うちもそうで、子供の頃から元日の朝に起きて一年の最初に口にするものが、この梅ぼし茶なんですよ。その後におせち料理を食べるんです。
なので、大福梅が無いことには一年が始まりません(他の梅ぼしでも代用可ですが)。
縁起物が現代の世の中でどれだけ意味を持つのかという疑問もありますが、京都の伝統を大切にする姿勢はやっぱり大切と思います。
再度、社殿にお参りします。
この社殿、さすが国宝だけあって豪華ですね。
大福梅だけじゃなくて、御朱印もちゃんといただいています。
あっ? この御朱印帳は!!
ALISオリジナル御朱印帳、早速使わせていただいてますよー。
色が寂しくなる冬に山茶花の花が鮮やかに目立っています。
帰り道、振り返ります。
来年の干支、いのししの絵馬が楼門にも飾っていますね。
もう来年はすぐそこ。
慌ただしさを感じながら、年末の北野天満宮を後にしました。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4 & PENTAX 50-200mm F4-5.6
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