四季それぞれに大きく色を変え、いつ訪ねても飽きさせない素敵なお庭を持つ京都嵯峨野・祇王寺。
とても好きなお寺の一つです。
その祇王寺を、一年の中でも一番美しい季節である紅葉のシーズンに訪ねました。
やっぱり美しく鮮やかでした。
祇王寺入り口。
看板の上からすでにすっかり紅葉しています。
中に入ってみましょう。
おおお、散り紅葉が美しい!
苔の上に紅葉が散って、赤と緑の織りなすコントラストがとても鮮やかです。
祇王寺には季節ごとに訪ねています。
夏はどんなお庭の色?
散り紅葉の秋と比べてみましょう。
夏と秋で色が全然違いますね!
光の強さや当たり方も違います。
季節によってこれだけ光景を変えるんですよ。祇王寺のお庭はすごいです。
この写真は下の記事からとったもの。こちらも見てね。
今年の紅葉はかなり遅くて、訪ねた日にはまだ色づく途中のもみじも残っていました。
個人的には赤一色より赤黄緑のバラエティーに富んだ紅葉が好きです。
散り紅葉のお庭越しに見る草庵。
見ている間も、刻々と木漏れ日の様子が変わってゆきます。
実は動的なお庭なのです。
つくばいに落ちた紅葉がとっても味わいがありますね。
透明な水が心まで透明にしてゆくかのよう。
まるで、ちょうど良い位置に落ち葉を置いたかのような見事な散り具合です。
いや、誰かが置いたんでしょうけど(笑。
紅葉の季節限定の特別御朱印です。
期待通りのもみじの御朱印ですね。
「白拍子(しらびょうし)」というのは、歌舞を演じる女性のこと。
ここ祇王寺は、平清盛に愛され捨てられた白拍子が入られたお寺。
この顛末は平家物語で語られています。
『平家物語』にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を追われるように去り、母と妹とともに出家、入寺した悲恋の尼寺として知られております。
(祇王寺オフィシャルサイト)
祇王寺は小さなお寺というか草庵ですが、このようにストーリーと由緒のあるお寺なのです。
色とりどりの紅葉の向こうに草庵が隠れています。
あまりにも美しいので見とれていたら、秋の日はあっという間に傾いてきました。
ななめに差す夕方近くの木漏れ日はセンチメンタルで、まるで別世界に連れて行かれたように感じます。
さて、現世に帰らないといけないね。
名残惜しく、祇王寺をあとにしました。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4 & PENTAX 50-200mm F4-5.6
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