新緑が鮮やかで気候の良い季節。
京都のお散歩がはかどります。
今回は、京都東山・安楽寺を訪ねました。
このお寺は普段は非公開で、春と秋の土日のみ公開されます。
最近、普段非公開のお寺ばかり紹介している感じがしますが、やっぱり非公開の寺社の特別公開となると行きたいですよね?
安楽寺は京都盆地の東側にあります。
北には銀閣寺、南には南禅寺があり、哲学の道が近くを通っています。
背後には東山があり、環境の良さそうな場所です。
京都市内中心部からバスに乗って、バス停から15分ほど歩いて到着です。
新緑がきれいですね!
かやぶきの山門も素敵です。
期間限定公開なのに、静かな雰囲気なのもいい感じ。
緑が反射した手水が清々しく、とっても初夏っぽいですねー。
安楽寺本堂。
紫外線が強そうなまぶしい青空のもとに、緑に囲まれてどっしりと建っています。
中に入りましょう。
書院の中からだと、一段と新緑が眩しいですよね!
緑一色ではなく、つつじも咲いていてワンポイントの色彩が美しいです。
安楽寺はこのつつじが咲く頃と、桜やさつきの季節、そして紅葉の季節の土日のみ公開されるのです。
赤い絨毯が緑を引き立てています。
額縁庭園。
反対方向を向くと、中庭が。
こちらも素敵。
中庭の苔むしている蹲に落ちる木漏れ日は風情がありますね。
青もみじの中にもすこし黄に色づいているものもあって、強い日差しを浴びて金色に輝いていました。
さて、御朱印。
法然上人と書かれています。どんないわれなんでしょうか?
安楽寺の由来について、本堂で説明もありました。ここ安楽寺は法然上人の弟子である住蓮上人と安楽上人を開基としていますと。
しかし、住蓮上人と安楽上人は、後鳥羽上皇が可愛がっていた二人の女官と密通したがゆえに後鳥羽上皇に殺されてしまいます。
そして、法然上人や親鸞聖人も流罪に。
これは、建永(承元)の法難として歴史に残っています。
嫉妬が歴史的事件に…。いやあ、男の嫉妬も怖いですね。
ということで、鮮やかな新緑に包まれて、そしていっぱい紫外線を浴びながらw、安楽寺をあとにして、本日の京都お散歩は終了です。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4 & PENTAX 50-200mm F4-5.6
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