満開の京都大原野・十輪寺なりひら桜 下から見るか上から見るか

4月になり新元号・令和も発表になって、すっかり春の明るい兆し
京都にも桜のシーズンが一気にきていますので、めでたい感じの桜をレポート。

京都はお花見の人がとても多いので、今回はちょっと穴場でゆっくりと花を見て写真を撮りましょう、とお出かけしました。

京都大原野・十輪寺

訪ねたのは、京都西山に静かに佇む十輪寺。

ここの「なりひら桜」がとても素晴らしく、2014年のJR東海「そうだ 京都、行こう」キャンペーンでフィーチャーされ、美しいテレビCMも放映されました。

 

ですので穴場とも言い切れないのですが、なにせ十輪寺は京都盆地の西の端の大原野という山が迫っている交通不便な場所にあり、公共交通機関では行きづらく観光バス駐車場もほとんどないような場所なので、素晴らしい割には訪れる人が少ないのです。

でも、京都の地元民である自分には自家用車という飛び道具があるので、車でさっと行けちゃいます。

ということで、行っちゃいました。

なりひら桜

満開、美しい。豪華。
これが、なりひら桜です。

ここ十輪寺は在原業平(ありわらのなりひら)が晩年を過ごした場所で、「なりひら寺」とも呼ばれます。
その、なりひら寺の桜なので「なりひら桜」。

在原業平は伊勢物語の主人公と言われる人として、古典の授業に必ず出てきますね。

とても有名な百人一首17番
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くゝるとは
の作者でもあります。

 

茶室にて、下から見上げるなりひら桜。
樹齢200年といいます。

青空と白い雲にピンクの桜がとても良い色で映えています。

 

このなりひら桜は「三方普感の庭」に咲いています。
庭の苔も美しく、色とりどりの春を感じることができました。

三方とは、高廊下、茶室、業平御殿の3ヶ所のことで、三方から桜を見ることができて、それぞれに違った表情を見せてくれるのです。

この写真と一つ前の写真は茶室から見た桜。
二つ前の写真は高廊下の外から撮ったものです。

 

高廊下から桜越しに業平御殿を撮ったもの。
しだれ具合が風流です。

 

まだまだ寒い京都西山。
境内には椿もまだ咲いており、それを集めて手水鉢に浮かべていますね。
ちょっとした工夫が嬉しい。

 

高廊下の屋根からしだれる具合が、とてもよい雰囲気を醸し出しています。

 

なりひら桜 上からも見よう

さて、下から見るなりひら桜はとても素敵なのですが、十輪寺は裏山に登ってこの桜を上から見ることもできます。
これがまた違った表情を見せてくれるのです。

裏山に登ると、在原業平のお墓が。
思ったより、こじんまりとした墓ですね。

 

そうそう、御朱印もいただきました。
御朱印もなりひら桜ですね。
紙も桜色の和紙で、春っぽくてとても可愛いです。

 

裏山に登って、上から見たなりひら桜。
西山をバックにして優雅に豪華に咲いています。とても素敵です。

 

この絢爛豪華な咲き具合、しだれ具合。
春の陽をいっぱいに浴びています。
 

世の中に たえて桜の なかりせば

なりひら桜の見頃、頂点のタイミングでした。

桜の時期は花曇りという言葉があるくらい天候が不安定なので、この満開で天気がいい時に訪れるのはなかなか難しいのです。
チャンスは短期間で、すぐに散ってしまうのね。

なので、この桜の時期の休日になると、桜の開花はどうかなと気になってヤキモキしてしまいますね。
と思っていたら、この気持は現代人だけでは無いことに気づきました。

そう、古今和歌集にて在原業平が詠んでいます。
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」在原業平

現代語に訳すと、世の中にまったく桜がなかったならば春の人の心はおだやかだろうに、という歌。
昔も今もずっと変わらぬ桜とその桜を待つ思い、とても素敵だと感じます。

新しい令和の時代が、この桜のように明るく咲くことを願っています。

 

 

十輪寺の桜は昨年も見ていて、ブログ記事書いています。
合わせて読んでね!

 

Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4 & SIGMA 70-300mm F4-5.6

 

 

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2019/04/01 59.21 ALIS 10.00 ALIS
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