無数の優れたアート作品がEGGORプラットフォームで一堂に公開され、世界中のアーティストやアート愛好家に多彩な芸術舞台を披露していきます。村上隆の傑作もEGGORでの初登場を迎えます。
村上隆をご存知でしょうか。たとえ名前を知らなくても、アニメ的なひまわりの絵、あるいは一時話題をさらった等身大フィギュアを一度は目にしたことがあるでしょう。何かと物議を醸し出すアーティストと言っても過言ではない、村上隆とは、一体何者なのでしょうか。
村上隆は、1962(昭和37)年、東京都の板橋区に生まれました。村上隆は高校卒業後にアニメーターになることを目指しましたがうまくいかず、2浪の後に東京藝術大学美術科日本画家科へ入学します。
村上隆は、同大学の大学院で学んでいた1991年(平成3年)に、田宮模型(現在の株式会社タミヤ)のプラモデルからインスピレーションを受けて制作した連作を発表し、現代美術家としての道を歩み始めました。東京藝術大学の大学院へ進んだ村上隆は、1993(平成5)年に博士後期課程を修了し、日本画科で初めての博士号取得者となります。このときに執筆した博士論文のタイトルは、「美術における『意味の無意味の意味』をめぐって」でした。この論文は、今でも国立国会図書館で閲覧することができます。
自分自身を「スーパーフラット」と表現する美学を確立
ポップアートや日本のアニメ、マンガ、大衆文化からの影響を受けており、日本の伝統的な浮世絵や現代の大衆文化を融合させた美術スタイルを生み出し、平面的でカラフルな作品が特徴です。キャラクター「Mr. DOB」、「花の中のカイカイキキ」、「パンダの家族」など、さまざまなヒット作を世に送り出し、可愛らしさとポップさ、そして同時に社会的なメッセージが作品の中に込められています。その才能とクリエイティブなアプローチにより、彼は数々の賞や栄誉を受けてきました。代表的なものには、2001年に受賞したフランス文化省のシュヴァリエ・ド・ラルテ・エ・レットルと、2019年に文化庁長官表彰を受けたことがあります。
村上隆✖ドラえもん
村上氏のシグネチャー的なモチーフである「お花」も描かれています。これは草間弥生の水玉やネット、アグネス・マーティンやダニエル・ビュレンが取り組むストライプなど、抽象画家の作品と比較されることがあります。ドラえもんのキャラクターたちはこの作品の中で大量に描かれており、見る者を目眩ませるほどで、錯視効果を意図したオプアートのような印象を与えます。
さらに、さまざまな表情のドラえもんをはじめ、登場するキャラクターたちが多数この絵の中に描かれており、藤子・F・不二雄先生も複数描かれています。これは西洋および東洋の絵画に伝統的に見られる異時同図法の一例と言えます。一つのキャンバスの中で時間の経過を無視して、登場人物が何度も描かれ、物語が記録されています。
「どこでもドア」は作品の中心に位置し、そのドアの隙間から見える先はプラチナ箔で装飾されており、この世とは異なる神聖な領域や仏の境地を象徴しています。仏教では、仏が住む浄土にある華池や宝楼、宝閣などの建物は金銀で飾られており、それらは清浄でありながら輝きを放っているとされています。つまり、この作品には仏画の要素も取り入れられているのかもしれません。
主要キャラクターや藤子・F・不二雄先生が一緒に乗っている「タイムマシン」の周囲には、時空が歪んでいることを示すように変形した時計がいくつか描かれています。これは元々マンガに登場するモチーフであり、またサルバドール・ダリの《記憶の固執の崩壊》(1954年)からの引用であり、シュルレアリスムの影響を受けています。全裸のしずかちゃんやパンツ一丁ののび太も描かれており、これは絵画史上永遠のテーマである裸体表現に言及しているとも言えます。
村上隆の展覧会や個展
国内外で数々の展覧会や個展を開催し、世界中の美術館やコレクションに収められている作品も多く、彼の作品は日本を代表する現代芸術のひとつとして認知されており、国際的な注目を浴びています。同時に、創作のほか、若手アーティストの支援やプロジェクトの展開を進めるために、村上隆は、自身のスタジオ「カイカイキキ」を設立し、アート界における活動も行っています。
村上隆の作品はいつもポップでカラフルな世界観から生まれる幸福感や喜びを人々に与えてくれます。EGGORプラットフォームでこの喜びを分かち合いましょう!
EGGORプロジェクトについて
EGGORはNFTコミュニティノードを支援するインキュベーションプラットフォームであり、Web3.0技術に基づいてクリエーター、コレクター、ユーザーに投資、コンサルティング、仲介サービス、技術支援、コミュニティ管理などの包括的なサービス・支援を提供することで、活気に満ちたアート メタバース空間を構築します。EGGORは、既存のプラットフォームの限界に対処し、ユーザーエクスペリエンス、コミュニティへの参加、セキュリティの強化に重点を置くことで、クリエイターやコレクターがアーティスト、現実世界のアートワーク、デジタル資産とやり取りする方法に革命を起こすように設計された、活気に満ちた持続可能なNFTエコシステムの基盤を築きます。
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