2015年の夏、東京都庭園美術館で「アール・デコの邸宅美術館」展が開催され、イセコレクションから数多くの芸術作品を借り入れ、世界に素晴らしい芸術の盛会を呈することができました。
アール・デコは20世紀初頭に興った芸術様式で、パリで誕生し、フランスの王侯貴族が愛したエレガントな装飾美と近代化が加速する都市文明が融合した20世紀の「最後の装飾様式」と言われています。ドイツ工作連盟、ウィーン工房、ロシア構成主義など周辺各国で20世紀の新しい工業製品デザインが次々と誕生する中、フランスは独自の工業製品の現代性と芸術性を世界にアピールしようと、高級素材と優美なデザインによる数々の美しい作品を世に送りたしたのです。その洗練されたデザインと独創性が特徴的で、象眼や水晶、象牙、銀や金など、贅沢な素材と装飾が多く使われ,建築、家具、ジュエリー、ファッションなど様々な分野をカバーしており、美しさとモダンな要素が融合した作品は、現代でも多くの人々に愛され続けています。
イセコレクションはアール・デコを中心とした20世紀モダンデザインの家具や工芸作品が多く、質と量も圧倒的なものといえます。その中には、エドガー・ブラント、ピエール・シャロー、ジャン・ビュイフォルカ、レイモン・シュプ、スー・エ・マール社など世界に名を馳せた美術家の名品が含まれる一方、ヨーゼフ・ホフマン、コロマン・モーザーなどウイーン工房の重要な作家の作品も多数見ることができます。八角形・黄銅条はめ込みサイドテーブル、蓋つきの入れ物、「ポプラ」「青い皿」「首飾りの女」「私の犬のリンリン」などの絵、コーヒーセット、肘掛け椅子セット。展示室では様々な名画や家具が展示され、美術館の穏やかな雰囲気で芸術を鑑賞しながら、アール・デコの歴史や文化に触れることができるでしょう。
イセコレクションの貴重なアール・デコの作品をご鑑賞しない方は、EGGORプラットフォームで行われる展覧会に参加してください!数多くの芸術作品が必ずに新たな感動をあたえてくれます!