こんにちは。始めましての方ははじめまして。
2015〜2016年までにニコニコ動画にサガフロンティアというゲームのやりこみプレイ動画をあげていた者ですが、このたびサガフロンティアのリマスター版が発売されたということで、この機会にそのプレイ動画解説記事を書いていきたいと思います。
当時私が投稿していた動画シリーズはこちらになります。自分で想像していた以上に多数の再生やコメントをいただき、非常にありがたい限りです。
その動画というのは、1997年にプレーステーション用ゲームとして発売された、サガフロンティアというゲームのクーン編を主人公一人のみで攻略しつつ、このゲームで変身可能なすべてのモンスターに変身するというもの。このゲームのモンスター変身システムはかなり複雑なので動画を投稿していた当時からもう少しきちんと解説したほうがいいかなぁと思いつつも、完全にそのタイミングを失っていたわけですw
そんななか、リマスター版が発売されたと聞いて、ちょうどいい機会なので書いてみようかなと。リマスター版自体は私は触れていないので、PS版と同じシステムなのかどうはわかりませんが、いずれにしてもある程度は参考になると思いますし、私のアップロードした動画を楽しむ一助にはなるといいなぁと言ったところですね。すでに一通り視聴いただいた方も、背景を把握してから見るとまた違って見えるとかもあるかもしれません。特に変身システムを知っているのと知らないのではだいぶ違って見える気がします(たまに完全に理解しながらしていると思われるコメントがあったりして、なかなかおもしろかったですw)
こちらに書く内容としては、全25回の各動画について、どんなことを考えながらプレイしていたのかや、各能力吸収のタイミングで能力の状況がどうなっていたのかを細かくおっていきながら解説していきたいと思っています。まあ、もう5年以上も前の動画ですし、当時付けていたメモもすでに消失しているのでうろ覚えの部分は多いと思いますけどもw
今回は第0回ということで、この動画シリーズを投稿するに当たって、プレイ内容として気をつけていたことだったり、モンスターの変身システムの概要、そして大まかな攻略方針について書いていきます。
ということで、もはや経緯もなにも記憶の彼方ですがw、もともと大好きだったゲームのサガフロンティアで何か面白いこと遊び方ができないかと考えていた時に「クーン編一人旅+全モンスター変身」というやりこみプレイを思いついたんだったと思います。
もともとそこまでモンスターについて細かくやりこんだことがなかったので、モンスターの扱いに慣れる意味でもちょうど良いかなと。それで、せっかくやるのならばということで、ニコニコへの投稿もしてみようと思ったわけです(すでに消していますが、それ以前にもニコニコへの動画投稿自体はやったことがあったのでそのハードルは割と低かったです)。
縛りプレイのルール
まず、そもそも攻略のルールとしては以下の通り。これはその1の動画でも字幕で解説していますね。
① 戦闘はクーン一人(一匹)のみで行う
② サガフロンティアで変身可能な全モンスターに変身する
③ 裏技(無限ジャンクあさり、イカサマ金売買)の禁止
そして、①の一人旅については、ヴァジュイール宮殿「生命の間」のマグマスライム戦とヴァジュイール戦の二つの戦闘は例外的にパーティアタックとしています。マグマスライム戦は強制的にLPを削られる関係上、ヴァジュイール戦は連携の成立が勝利条件になっている関係上、一人での攻略は理論的に無理なので仕方ありません。
また、②についても例外があり、敵からの能力吸収が不可能な「麒麟の歌」と「草薙の剣」がそれぞれ変身に必須である「麒麟」と「ロードスケルトン」の二種族は変身不可能です。当初はクーン編ではニドヘッグとは戦えないため「ニドヘッグ」についても理論上変身できないと勘違いしていましたが、試してみたら「ニドヘッグ」とも戦えることがわかったので、こちらは途中から例外からは外しています。
基本的なルールとしては以上で、それ以外の縛りは設けていません。最大HPまでの強化を狙うとか、逆に最低の能力数で上記条件でクリアするとか色々と他にアイデアはあると思いますが、あまりやりすぎると大変なのでそんなところです。
あと、これは動画の中ではっきりとは明言していなかったのがちょっと申し訳ないと思っていたのですが、セーブ・リセットによるやり直しは適宜行っています。なるべく編集で継ぎ接ぎしてセーブリセットのタイミングが目立たないようにしていたので、通しプレイだと勘違いしてしまった方もいたようだったので、そこはちょっと申し訳ないです。
超低確率を引かなきゃいけない場面やかなり難しい敵よけを要求される場面も多かったので、通しプレイは流石にちょっと無理です。ちなみに、実機だったのでこの編集は地味に結構大変でしたw
動画として心がけていたこと
このあたりは完全に自己満足の世界ですが、一応動画を配信する側の立場として、上記のルール以外にも配信プレイとして心がけていたことはあります。完全に守るのはむずかしいですが、可能な限り守りたいってくらいの自分ルールです。こういうのを投稿者自身が書くのもあれですが、時間的にもはや時効かなとw
一つは極力能力吸収のためだけの行動をしないということです。どうしても縛りプレイの関係上、特定のタイミングでピンポイントな能力がほしいというタイミングがあるわけですが、特定の能力を吸収するだけのためにあちこちに動き回るのはちょっと動画のテンポ的にいかがかなと。
そういうこともあって、出来る限りメインイベントで行くダンジョンで能力吸収をしたり、本来であれば特にやる必要のないサブイベントなんかをこなしつつ、なるべく無駄にあっちこっち移動することのないようには気をつけました(特にリージョン間の移動)。そのせいで能力吸収の難度があがる場面も多々ありましたが、まあそのあたりは仕方ないかなと。
あとはなるべく変身以外の部分でも動画の中で見せ場をつくったり、ちょっとしたネタを仕込んだりとかですかね。中盤の秘術・印術イベントの際の敵よけであったり、ディスペアでのアンクヘッグ vs ニドヘッグの百足対決、バジリスクとの凝視合戦などがその代表です。
変身システムを知っている人から見ればその奥深さがわかるやりこみだとは思うのですが、流石にそれはあまりにもニッチすぎるので、なんどなくサガフロやったことある・昔好きだったくらいの人が楽しめるような配慮は必要かなぁとは思っていました。一方で、自分では意識していなかったマグマスライム戦での「麒麟と玄武の幻獣コンビ」とかにツッコミをいれているコメントがあったりして、非常にニコニコ的なコミュニケーションだなとw
逆に今振り返った時に反省しているのが技の選択についてですね。全体的に試行回数が多いので仕方ないところがあったとはいえ、だいたいの戦闘がその時々で最強の技を連発しているだけになっていたので、戦闘がちょっと単調になってしまったかなと。途中、あえてグランドヒットより弱いグリフィススクラッチを採用したりと多少は気にかけていましたが、無理のない範囲でもうちょっと色々な技を見せられると良かったかなと。ただでさえ一人旅は戦闘が単調になりがちなので。
この縛りプレイをするのに当たって絶対に必要になるのが、このゲームにおけるモンスターの変身システムについて。わかってしまえばめちゃくちゃ複雑というわけではないものの、わかるまで突き詰めて調べる人は極少数だと思うので多くのプレイヤーはなんとなくでモンスターを使っているのではないかと思います。
普通にプレイする分には各モンスターへの変身に必要な能力だけ抑えておけば(例えば、「デュラハンになるために誘惑凝視・ブレード・死の属性を揃える」など)そこまで困ることはないと思いますが、全モンスターに変身するとなるとしっかりその内容を理解して計画的に進めて行く必要があります。基本的にこの攻略をやっていたときは、全ての戦闘で何を吸収して何に変身するのかは完全に把握したうえで進めていました。
いずれにしても、細かい解説についてはサガフロの攻略サイトの老舗である「さがふろんてぃあ戦略指南所」様を参照いただくとして、ここではそのエッセンスだけ紹介したいと思います。
余談ですが、この「さがふろんてぃあ戦略指南所」様は私自身も非常にお世話になったサイトのひとつで、掲示板などにも書き込みしていた時期もあるくらいです(当時のHNは秘密ですw)。久しぶりにアクセスしたら、管理人の方がさっそくリマスター版をやっているのを見かけて、ちょっとニヤッとしてしまいましたw
変身で関与する因子と特殊変身
モンスターに変身を決める要素は①吸収直前での最大HP、②吸収した後の装備技術欄に含まれる技と並び順、の二つのみです。変身前の姿だったり、そのタイミングでどの能力を吸収したかは関係有りません(吸収した能力と全然関係ない姿に変身したりするのはこれが原因です)。そういう意味では意外とシンプルなシステムなのですが、どうしても吸収した能力と変身を1対1で判断しがちなのが混乱の基になっている気がしますね。
変身後の姿の決まり方をざっくりいうと、吸収直前の最大HPから上の方向に各モンスターのモデルを検索していき(最大まで行ったら0に戻る)、一番始めに「(モンスターのモデル条件)∈(吸収後のモデル)」になったモンスターに変身する、ということになります(「∈」記号は含むという意味です)。まあ、これだけだとちんぷんかんぷんだと思うので、まずはモデルについて説明していきましょう。
モデルについて
さがふろんてぃあ戦略指南所さんよりモンスターのモデルについての解説を引用すると、
モンスター能力は頭部、腕部、脚部、身体、ブレス、魔法能力という6つの部位に分かれていて、装備中のモンスター能力の各部位の組み合わせによってどのモンスターに変身するかが決まります。
各部位のモンスター能力をパーツとして作成されるものをモデルといいます。味方モンスターが特定のモンスターに変身するために必要な各部位の能力の組み合わせをモデル条件といいます。
となります。先ほどモンスターの変身を決める要素として「②吸収した後の技術欄に含まれる技と並び順」をあげましたが、これをもとにしてモデルが決まります。モデルとしては
頭部:
腕部:
脚部:
身体:
ブレス:
魔法能力:
のような形で表され、装備技術欄の能力のうち各部位の能力に最大一つ技が割り当てられます(能力が割り当てられない部位も当然有りえます)。その割り当てられ方は、装備技術欄の一番下(まさに今吸収したばかりの能力)が最優先で適用され、残りは上から順番に割当られます。すなわち、同じ部位の複数の技術がある場合、一番優先順位の高いもののみがモデルに組み込まれる(変身に影響する)というわけです。
まあ、このあたりはなかなか言葉で説明するのが難しいので、今後の解説記事の実例をみつつ適宜振り返っていただくのが良いと思います。あとは、先ほどから推奨している「さがふろんてぃあ戦略指南所」様のモンスター変身の手引を読んでいただくのが一番わかりやすいかと。
最大HPの決まり方
先ほども述べたとおり、モンスターの変身については最大HPが非常に重要になります。まず、そもそもモンスターの最大HPがどのように決まるかと言うと
変身しているモンスター特有のHP + これまで吸収したことのある能力の数 x 4
で決まります。色々と説明するとながくなるので超大雑把に言うと、能力を吸収するごとに最大HPは増え、それにモンスター特有の値が上乗せされるというわけです(ちなみにモンスター特有の値は動画内でモデルHPと呼んでいる数字です)。
この攻略をすすめるうえで重要なのは何かというと、①高位のモンスターに変身するには高い最大HPを要求されることが多い(たくさんの能力の吸収経験が必要)ということと、②ある程度能力吸収をすると低位のモンスターには変身できなくなる場合があること、の二点です。①については単純に能力を集めればいいので問題ありませんが、全モンスターに変身するという縛りである以上は②は大問題です。
というわけで、この攻略をするにあたっては、能力吸収があまりできていないの初期段階で(あとあと変身できなくなる)低位のモンスターへの変身をすませてしまう必要が有ります。
ということで、全体の攻略方針の大きな柱のひとつとして、低位のモンスターにできるだけはやく変身することがあげられます。特にレベル1のモンスターは吸収済み能力がある程度ふえるとあっという間に変身できなくなるので、最優先で変身する必要が有ります。そのため、余計な戦闘は極力せずに、早めに変身しなければならないモンスターを埋めてしまう、というのが第一方針です。
また、これはその6で詳細に説明していますが、もう一つの攻略の指針はレア能力「グリフィススクラッチ」の吸収を早期におこなうことです。詳細はその6の動画を見ていただくとして、ざっくり言うと戦闘回数が低いうちに秘術イベントでムスペルニブルに行き、赤龍黒龍コンビを倒せる状況をつくる必要があるということです。
一人旅でこのドラゴンコンビに勝てて、かつ序盤に変身可能なボディはデュラハンくらいしかないので、自由行動が出来るようになり次第、(上記の低レベルモンスターへの変身とのバランスをとりつつ)早期にデュラハン変身を果たす必要が有ります。
あとは上記の二点ほどではないですが、低レベルのうちにしか手に入らない能力をしっかりと抑えていくこともポイントですかね。特に注意が必要なのが低レベルの敵からしか入手できない「ねこだまし」を序盤に入手してキープしておく必要があります。これは中盤以降に特殊モンスターであるR・A・B・Iに変身する際に必要になるので、序盤にキープしておかないとどうしようもなくなります。
方針としてはこのあたりですね。中盤以降は比較的どうとでもできるので、序盤をしっかり抑えるのがポイントにだったかなと言ったところです。
今回はリマスター版が発売されたことをきっかけに、以前ニコニコに投稿した動画の解説記事を書いていくことにした、ということを記事にしました。Alisは前から興味があったのですが初めての記事なのでこういう物を書くことに適した場所なのかはよくわかっていませんw
真面目にやろうとするとかなりの事前知識が必要になるやりこみなので、ちょっと長くなりすぎた感はありますが、まあもともとニッチ向けのやりこみ動画なのでこんなものでしょうw 次回からはもうちょっとコンパクトになるんじゃないかなとは思います。
それでは、また!