台風21号と低気圧による豪雨では
浸水と崖崩れの二次被害として大渋滞が発生しました。
JRがストップし
浸水や崖崩れで通行止めの道路もあり
通行できる限られた主要道路に車が集中。
緊急車両の通行、部分的に冠水した道路
帰宅難民の送迎の車も加わり
20~30分で帰れる自宅まで
6時間以上かかったという知人も。
避難のため
家族を迎えに行くため
など、
車での移動により
危険な状況に陥る事例は
身近なところにもありました。
自宅のまわりも冠水の危険があるからと
外出を控えていたAさん。
知人から近くの学校まで子どもを迎えに行って欲しいと頼まれ
豪雨がピーク過ぎようとしている頃に学校に到着。
無事、帰れると思ったところが
帰りには道路は冠水している箇所が発生。
それを避けると、大渋滞。
家にたどり着けません。
親戚に頼まれて、車で親戚の家族を迎えに行ったBさん。
まだ、雨の強い午後2時に自宅を出ました。
高速を使えばすぐに着く?
ところが、高速道も一般道も各地で通行止め。
緊急速報の避難指示を見ながら
迂回を繰り返し、緊急車両に道を譲り、、、
無事、帰れたものの、
自宅に到着したのは深夜0時過ぎ、
翌日になっていました。
自宅前に氾濫の危険がある川が流れているCさん。
早めに避難すればよかったものの
気がついた時には一気に道路が冠水。
車で避難しようとしたものの
避難所方面の道は危険な水位に。
反対方向に
車で行けるところまで行こうとするものの
崖崩れも発生。
さらに迂回を繰り返し
少し高台になっているところに
駐車スペースを発見。
様子を見ることにしました。
数時間後には、雨は小降りになり
川の水位は下がったため
無事帰宅することができました。
自宅の浸水は避けられたものの
川の対岸の住宅は床下浸水だったそうです。
Dさんは、自宅から20~30分の職場に出勤。
出勤した時間帯は、少し強い程度の雨でした。
予報では、昼過ぎに雨が強くなるはず。
ところが9時頃には、かなり強い雨に。
強い雨は降り続いたものの
職場の被害はなかったので
普通に定時まで勤務。
雨はやんでいた午後6時、
仕事を終え帰宅の途へ。
ところが、職場のある町内から出られません。
近隣の道路が大渋滞。全く動かず1時間。
すぐに渋滞は解消されないと判断
食事をしてから帰宅することにしました。
ところが、時間の経過とともに
渋滞はさらにひどくなっていました。
知人と連絡を取り合い
脱出ルートを探ります。
そして、なんとか、渋滞を避け自宅へ。
帰宅すると日付が変わっていました。
Eさんの自宅前は田んぼ。
そこは、川の氾濫により
湖のようになっています。
そこに1台の車が無理に通行しようと。
水位は立ち往生するレベルではなく
流されてしまいました。
しかし、間一髪、車からは出られたようで
木につかまり、無事救助されたそうです。
これは自分の話です。
家族の帰宅時間、
隣の駅までしか電車は動いていません。
どうやって迎えに行ったらいいか
車の通行ルートを探ります。
グーグルアースで標高をチェック。
Twitterでも最新の冠水状況も検索。
冠水に土砂崩れ
危険な箇所がたくさんあります。
酷い渋滞も発生しています。
車で動けなくなった知人の情報も。
車でのアプローチは難しそうです。
雨がやんだ頃に、家族は駅に到着。
駅周辺は水が引き、冠水はしていないようです。
相変わらず、渋滞がひどく車で近付ける状態ではありません。
駅から歩いている人もたくさんいる様子
徒歩での危険はなさそうなので
歩いて帰って来てもらい途中で合流する事に。
さて、どこまで車で行けるか。
危険な場所を避けると街を出るためのルートは限られています。
様子を見ながら、車を走らせます。
帰って来る車が多く下り線が渋滞している
と思っていたところ、
迎えに行く車も多かったようで
上下線ともに渋滞しています。
車はほとんど動いていません。
主要道路をさけ早めに迂回し、
確実に安全な道のみを通って
自宅から3km地点まで。
もう少し先まで行けそうでしたが
無理はせずに100%確実なところまで。
無事、渋滞にはまらず、事故もなく帰宅できました。