台風１５号（千葉を襲った３つの台風被害まとめ）

２０１９年９月９日（月）　

午前3時頃から

経験したことがないような暴風

家全体が低く唸るような振動音

地震とは違った恐怖を感じました。
 

自宅は

DIYの木製フェンスが壊れ

庭先のキッチンガーデンの野菜が倒れた程度で

停電や断水もなく

大きな被害はありませんでした。

千葉では、この時期には、

ほとんどの地域で稲刈りが終わっています。

ちょうど、君津市の知り合いの農家へ

コシヒカリの新米を買いに行く予定だったため

安否確認の意味も込めてメールを出してみました。

２０１９年９月１０日（火）

メールの返信がなかったため

携帯電話に電話をしてみました。

しかし、通じません。

通信障害が発生しているようです。

午後になって、

台風の通過後、初めて近所に出かけてみました。

近所のスーパーマーケットは

初めてみる今までにない混雑。

近隣の停電しているエリアからの

買い物客が殺到していたのです。

弁当や惣菜、水に氷売り切れです。

帰りの道では、倒木が多数

信号機が消えている箇所もありました。

２０１９年９月１１日（水）

君津市へ、メール、携帯電話に続き、固定電話。

これもダメでした。

スーパーマーケットは引き続き、大混雑。

２４時間スーパーでは、

早朝から人が押し寄せ

弁当や水などは、あっという間に品切れです。

暑い日が続いているので板氷も即完売。

街の周辺地区では停電が続き

エアコンが使えず、風呂にも入れないので

知人の家族は、近くに住む親戚の家の風呂を借りていました。

２０１９年９月１２日（木）

君津市にやっと携帯電話がつながりました。

大多喜町の知人にも連絡が取れ

無事と停電の復旧が確認できました。

固定電話は復旧していないとのこと。
 

大多喜町では倒木が多く

倒木処理に飛び回っているようです。

倒木処理は、とても危険な作業

人手が足りない場合でも素人は手が出せません。

プロの方でも死亡事故が発生したそうです。

２０１９年９月１３日（金）

この日は、街中を歩いてみました。

落ち着き始めているとはいえ

大きな枝が電線に引っ掛かったまま

街路樹が電話線に倒れかかったまま

手が回っていないようです。

公民館では、水道水の提供、携帯電話の充電、シャワーの利用

１kmほど離れた地区に住む知人が一人涼みに来てました。

ほとんど利用されていません。
 

２０１９年９月１４日（土）

スーパーマーケットは、今日も朝から混雑。

町内の停電は、ほぼ解消されたようですが

周辺の田園地帯は停電が続いています。

当初、停電は１日～２日程度で復旧すると

誰もが思っていたのではないでしょうか。

すでに停電６日目、
停電している地区に住む方達はかなり疲れている様子。

２０１９年９月１５日（日）

台風が過ぎ去って１週間後

初めて住んでいる街を出ました。

５kmほど離れた知人の農場へ。

途中、木が道路の上に覆いかぶさるような場所も。

農場では、パイプのビニールハウスが２棟

１棟は完全に潰れ

もう１棟は、潰れかけて、なんとか持ちこたえています。

（台風１９号で、完全に潰れてしまいました。）

２０１９年９月１６日（月）

１０kmほど離れた農場の被害を確認に。

そして、君津市へ米を買いに。３０kgを２袋。

被害はなかったのかな？

と思っていたのですが、

実際には大変な被害になっていました。

建物の被害ー台風１５号の被害について

多くの建物の屋根が吹き飛ばされました。

被災した家にはいくつか特徴がありました。

これが全てではないでしょうが

気がついた２つの点について。

・歴史ありそうな立派な瓦屋根の家

　本当に古い家は、瓦を釘打ちしてないのでしょうね。

　強風で飛んでしまったのだと思います。

　仮に釘打ちしてあっても、破損している箇所があれば

　そこから吹き飛ばされる可能性があるようです。

　定期点検、メンテナンスは大切ですね。

・田んぼの中の一軒家

　または、集落の端にある家。

　突風のような風が直接家屋に襲いかかります。

　まわりに遮るものがない住まい。

　強風の影響を直に受けてしまいます。

君津市の知人宅は、まさにこの両方。

瓦は釘打ちされておらず、集落の一番端の家。

すぐ裏の家は、全く被害がありませんでした。

停電ー台風１５号の被害について

強風で電柱が倒れ、電線が切れ

また、倒木により電線が切れた場合もありました。

太陽光発電で蓄電できるバッテリーなど

最低限の電力は確保できる準備はしたいですね。

夏は停電による熱中症という二次被害も深刻です。

停電対策については、改めて、整理して投稿したいと思います。

通信の遮断ー台風１５号の被害について

携帯電話の通信が回復しても

固定電話が繋がらない場合がありました。

電話線が切断されてしまい

復旧に時間がかかったためです。

インターネット回線も光ケーブルの切断などの影響があったようです。

台風１５号による被害の把握が遅れた原因として

千葉県全域に被害が及んだこと以外に、

通信の遮断の影響があると思います。

オンラインだけでなく、

オフラインでの連絡網の必要性を痛感しました。

農家ー台風１５号の被害について

知り合いの複数の農家で、ビニールハウスの被害がありました。

屋根の被害と同様に

高台や風を遮るものがない場所での被害が目立ちました。

里山に囲まれ、風が通り抜けにくい場所では

全く被害のないビニールハウスもありました。

ただし、低気圧と台風２１号による大雨では

強風による被害を回避できたエリアで土砂崩れによる犠牲者も出てしまいました。

また、ビニールハウスが浸水してしまったところもあります。

風による被害を受けやすい場所

雨による被害を受けやすい場所

その両方の被害を受ける場所

台風１５号に続き、１９号、そして、２１号

自宅の被害はなかったものの

知人宅の屋根が飛び、ビニールハウスが倒壊

近所の知っている場所で

・竜巻の発生

・土砂崩れ

・河川の氾濫

整理しきれていませんが

少しづつまとめ

今後に活かしたいと思います。

まずは、１５号から。