DAppsゲームが「捜査対象となった場合」に、思うことがありました。
捜査機関がオンラインゲーム上のトラブルで捜査を行うとしたら、その始まりについては、実は既存のオンラインゲームよりも簡単かと思います。(捜査機関にDAppsを捜査する能力があれば?の話ですのであくまでの仮定です)
まずは既存のオンラインゲームから
通常の管理者(中央集権者)がいます。
ルールはオンラインゲームの管理者によって明記され、管理者の権限でBANや通報等も行うことができます。
捜査機関が拒否をした場合、差し押さえられないと個人の情報は開示されませんよね。
間に人がいますし、管理者がログを削除していれば、それより過去を追うことはできません。
ではDAppsゲームはどうでしょうか
管理者はいません(非中央集権)
データベースはオープンでどのアドレスから購入しているかなどは全て判明しています。(誰でも見ることができる)
海外サーバーであると相手国の協力を得られないと手出しができませんが、更にサーバーがないことを考えれば、日本の法律に基づいて捜査することができるはずです(公海上における日本船舶と同じ考え方)
(属地主義・属人主義の点については条文により違うので割愛)
更にブロックチェーン上に全て刻み込まれており改編できませんから、証拠が失われる恐れもありません。
犯人検索については、アドレスを追っていけば、取引所口座が判明するでしょうから、少なからず本人に行き着く手がかりにはなりそうですよね。
ここにFomoJPを当てはめてみましょう。
1 日本では建前として公営ギャンブルを除きギャンブル・カジノは禁止です。
2 FomoJPは親の総取り的なギャンブルゲームです。
3 仮想通貨は改正資金決済法により、金銭的価値が認められています。
4 サーバーがない公海と同じという考えであれば、日本の法律に基づいて捜査することは可能だと考えられます。
うん。FomoJPって賭博罪に該当するんちゃう?
更にもう1つ、実際胴元的に人を集めていた人、場合によっては賭博開帳図利罪に当てはめることできるんちゃう?
有料サロンが悪いとは言わないまでも、有料サロンであっても鉄壁であるわけではありません。
サーバー運営者に捜索されれば、全部開示されますからね。
要は悪いことをすれば捕まりますよってことです。
おそらく今後もこういうゲームは出てくるでしょうが、一歩間違えれば資産を失うどころか、犯罪になる恐れもあるってことをもう一度理解しておいたほうがいいように思いますね。