まず、私は男です。
↑の強烈なロゴはフェミニズムの運動のシンボルです。
優位側には耳が痛かったり、優位になってしまっている側だからこそ煙たい話なのかもしれません、なので理解しないまま「自分の定義」で自分に落とし込んでしまっている人は多いから、理解者のハズなのにピントがズレた話をしていたり、フェミニズムを否定している風だが話している内容は味方そのものだったりしているのかもしれません。
女性の権利を尊重し、女性に対する不平等の解消を唱える人。
女性に優しく接する男性。
byオックスフォード辞書
フェミニストとは、「女性解放論(フェミニズム)」に賛同し、男性優位主義を打破するために具体的な行動を起こしている人を指す言葉である。簡単にわかりやすくいうと、男女の不平等をなくしたいと主張する人々ということである。
by Weblio
性別による不当な男女格差、社会構造による女性特有の生きづらさを考える事はとても大事ですね、危ない危ない、やはりキチンと理解して発現しないといけないデリケートな言葉だった。まぁ全部そうか。
男と女による格差や、男性優位主義の問題を男性が重要視し辛く、女性が不平等を無くしたいと思う意思に大きな乖離がある理由はおそらく
◆ 男性優位主義の中にいる男性は本質が分からない
◆ 不利益不平等を強く感じている女性は自分のしている男性蔑視が見えない
◆ 互いの苦悩は互いに見えず、お互いそれが当然だと思っている
◆ 世界と比較する必要ある?何を急に騒いでんの派が男女共に一定数いる
男 < 本質が分からない?分かってるよ!
女 < 分かった上で意見してるけど?
定義がブレてしまっているので、明確な定義を大多数が持っていない限り
「自分は理解している、相手が理解していない」
と、感じてしまうともう相手の意見も自分の行動もクリアには見えなくなるだろう。
例えば
女性のAさんがこのフェミニズムをネットメディアやテレビで知ったとします
で、その内容は「男女平等は当たり前」はかなり前(1960年頃)からある話だということ、Aさんはこの内容に興味を持ち調べてみます
そうすると新聞やネットが普及する前の記事を読むのが主に男性で、購読者の男性向けの記事を作るのが当たり前、男性が喜ぶ記事を作るからフェミニズムを知る事が出来なかった、とするとどうだろう。
フェミニズム - Wikipedia
女性はもはやどこに怒って良いのか分からない程の憤りを感じると思います。
そしてその憤りが行動に移り、行き過ぎてしまい
「女性と男性が同じ権利を所有した状態になる為なら、男性が今より制限されるのは仕方のない事」
という偏った意見が出て、主張したとします。
その中で例えば男性がこんな事を言い出しました。
現在9割5分女性が行った方がスムーズな仕事に対して
「男女平等なら男性もその仕事はするし、それで女性は制限されるようになるけど仕方ないよね」と発言した場合
なんだこの差別主義者は。となるでしょう。
女性の権利を尊重し、
女性に対する不平等の解消を唱える人
が、フェミニストの定義ですから、女性の権利を尊重せず、女性の不平等を解消する必要が無いと思っている人が非フェミニストです。
先ほどの後半の悪い例は客観的に見ると双方権利だからと主張する身勝手な人に見えてしまう訳です。
オックスフォード辞書にもあるように「女性に優しく接する男性」もフェミニストなら、私はきっとフェミニストでしょう。母親から、姉から、妹から女性の大切さについて英才教育(笑)を受けて育っております。
しかし、だからこそこの言葉を使う事自体が問題解決を遠ざけているような気がしています。
世界で見る男女格差(ジェンダーギャップ)指数ランキング2021だと日本の格差は156か国中120位。
男女格差(ジェンダーギャップ)指数ランキング(2021年版) (memorva.jp)
前後10位の国とは仲良くやれそうですね、アンゴラ村長はどこにいったのか。
と、まぁここまでジェンダーギャップの理解が浅い国でフェミニズムだとか騒いでも言葉の認識も浅いので、別の認識で理解していたり、全く違う考えなのにごっちゃにしたり、結果解決している映像が浮かばない。
日本赤十字社が宇崎ちゃんとコラボすれば「女性の身体の一部をモノ扱い」で騒ぎ、「女性が自分の身体の一部を使い稼いだら」騒ぎ、もはやメディアもマッチポンプ的に騒ぎを起こし解決させる気はない。
今ぐらいの認識で時間が経てば浸透するかもしれないが、上述の事もあるのですんなり解決する話でもないだろう。
どう見ても格差120位の国の危機感ではありませんが、今のままでは分からないし、今後「世界の言葉をリアルタイム翻訳」出来るデバイスが出た時点で、考え方の幅がさらに拡がるだろうから、自分の出来る事を増やしたり、知識を増やして、来るその時代に対応出来る自分を鍛えていた方が良いように思います。
しかしこれでフェミニズムに関する話題が出てもアタフタしないで済みそうだ。
知るって大事。
ではでは。