IR更新、株主総会の資料出ましたね。
そして見る見る下がる、下がり続ける株価の巻。
株主総会の資料は62枚、事業報告等の資料は32枚の超大作風ですが
内容としてはとってもシンプル。
ざっくり。
貸借対照表を見ればライブドアを買ったので資産に対して負債が多くなるのもしょうがないし、純資産は健全なので支払い能力に違和感はありません、剰余金はがっつりマイナスですが減資も控えているし…?みたいな。
損益計算書を見ればどのような赤字だったのかは明らか、特損の4億って何だったっけ…忘れちゃいましたが財務状況はとても厳しい、そんな中で配当は調子がまだ良かった通年通りに出す…長期的な目線やアイドル事業など事業の安定性を軽視していると言って良い環境に投資家が離れ株価下落。
来年も26円配当する予定と言っているが、財務の悪化気配濃厚。
具体的な成長戦略もなく既知の事業説明のみの株主総会…どうなるミンカブ?
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もう↑のまとめで十分、ではでは!…という所ですが一応もう少し詳しく🤣
参考書類・事業報告等に関して
第1号議案:減資の内容
第2号議案:定款変更・追加
第3号議案:役員選任
第4号議案:監査選任
第5号議案:監査の補欠選任
現況や対策もつらつらと書かれていますが、売上は事業ごとにしか出ないし損益分岐や今期の不採算詳細は出ないので、いつもの事業ざっくり報告、既知。
ワリと目立つところに前から言っていた
「減資を承認してくれたら配当は守る」という条件の提示、さらに現時点では26円を継続する方針との事。
上場来の最安値はコロナ禍の730円なので、更新まであと137円という安さのミンカブさんですが、配当26円ならなんと配当金の利回りが3%に。
まぁ867円を例えば1,000株買って配当金を来年3万円弱受け取ったとしても次の配当の時に株価が840円以下になっていたら終わりなので魅力はありませんね。
取締役の報酬等について
前期:192,664千円(社外取締役に13,815千円)で2億647万9000円
今期:191,280千円(社外取締役に14,520千円)で2億580万円
重要な後発事象に関する注記(減資について)
資本金を32億1500万円減少、
資本準備金を26億5500万円減少させ、資本剰余金に振替。
どうしても「とても重要なある株主」の支持を得たかったのでしょう、もし来年も同じ状況だったとしても必ず安定させ価値を提供するからもう少し待ってくれ…と。
営業利益を12億にすると言いますが営業活動自体が収益を大きく見込めていない、かつ大型の短期返済や負債をかかえた事業の健全化が1年で成るとも思えません。
「資本が不十分だったから成立していなかっただけ」問題をぶっ足して強制的に解決させたんだとすると本部が重くなっているのも分かります、その分が来期は無いから普通に利益出るんだよって話なら分かるのですが、前期は営業利益が7億マイナスで経常が8億弱マイナスだったのでそれも違う。
わずか3期前は売上40億で経常7億叩き出していたミンカブ、MAにつぐMA、純資産を削り前々期は売上68億で経常マイナス2億、前期は売上99億で経常マイナス8億に。
配当金を守り、長期的な目線でいるのであれば、それを説明して欲しい。
株主総会はおそらく静かに終わるでしょうから、次のお楽しみは1Q発表かな?
ではでは。