あの頃っていつだよって話ですね~、
人によって違いますがきっと誰しも好きな事をしていきたいと思うし、そうしている、もしくはそこに向かっているのではなかろうか。
途中であきらめても、それは表面上だけで、本心の根の部分はいつまでもくすぶって消えない火があるハズ。
「好きな事を仕事に」「好きな事をして生きていく」みたいな本がたくさん出ていますね、目を通すと当たり前ですがその方の自論や経験により導き出された答えが主なので、その方には効果のあった事だとは思うのですが
結局正解は自分しか持っていないし、最初から持っている
と思っております、のでそれらを掘り起こす為に「こんな考え方もある」程度で気楽にお読みください。
ふっと思い出すかもしれません、ではいきましょう。
子供の頃にこんな事を言っていませんでしたか…?
エリクソンの心理社会的発達理論より自我発達の段階。
というように、少しずつ具体化していく気持ちも、このどこかで諦めてしまったり、怒られて引っ込んでしまったり、自分よりも大きな存在に嫌気がさしたり、広い視野で見れば自分なんて…と消えていった志、想いは誰にもあるでしょう。
…考えていきましょう。
まず、今やっていることが好きでは無いなら、好きな事を仕事に転職したら幸せなのでしょうか?
「好きではない」を転職理由にしている人は次の職場でも「好きではない」場所を探してしまうから。
ではどうするか、「好き」を分解してみましょう。
理由は無いけど好き(特殊能力)
損得気にせず出来て楽しいし好き(趣味・楽しみ・愛好)
褒められるから好き(得意・承認)
負荷無し、自分の限界まで続けられる(得意・無意識)
細かく挙げればまだありますが、私の理解する大きな区分はこんな感じです。
理由無く好きなのはもう特殊能力ですね、強みの固まりです、幼児期にこれが見つかったら最強、目指せオリンピック。
褒められるから好きもその人特有の強みですよね、それが褒められる程出来るという事は他の人よりも出来るからです。
負荷なくずっと続けられるのも強烈な強みです、ゲーム一日中やってても凄いんです、普通はそれだけ集中力続きませんよ、さらに「好き」を深掘りして何に対して全集中出来るのか解明出来たら強いですね。
そうです、あえて分かりやすく書きましたが、「損得気にせず出来て楽しいし好き」は逃げの一手として打ちやすく、転職する時の動機にもなりやすく、これを仕事にするとかなり危険なのに仕事にしがち。
確実に詳しいし、何が損か知ってるから採用側は経験の深さで即戦力です。
本人は仕事が始まったら地獄です、損得の為に下げたくない水準まで下げさせられたり、自分のペースで出来ないし、あげく自分の「好き」なスタイルを否定される事もるでしょう、最悪のケースはその気楽で好きな事を嫌いになる事もあるでしょう。
自分がどんなスタイルなのかを理解するのはとても重要です。
例えばその人の仕事に対する価値観や意味を見るのによく使われるRice:Like:Life。
ご飯を食べる為に働く:ライスワーク Rice-Work
好きで働く:ライクワーク Like-Work
使命を持って人生を豊かにする為に働く:ライフワーク Life-Work
私は三者共に必要な気持ちだとは思うのですが、ライスワークはあまり良く思われていないようですね。(差し迫る飢餓感やネガティブな感情はイノベーションを起こすきっかけになる)
さらにライフワークだけやけに高尚な雰囲気、柔軟な発展の為には、世の中にはどの段階も必要だと思っています。(さらに上位(?)にライトワーク(Light)なるものもあるようです。)
成果を気にせず出来て楽しいし好きという「気楽で好き」を仕事にしてしまった場合、最初の内は好きな事を仕事にしているので
大好き!自分に任せて!向いている!さらにやりたい!
と思うかもしれません、が、いざ続けてみると…さっきと被りますが
【成果を求められる事のストレス】
【自分のペースで出来ない】
【自分のやりたい水準以上(以下)の知識を要求される】
【自分の求める品質以下(以上)の物を要求される】
など、要はやりたいように出来ない事のストレスに耐えられなくなります。
稀に高スペックの方の中には好きだし得意だし顧客の水準程度なら趣味の範囲内という凄まじい人もいます、そんな人はそのまま気楽に出来てしまうかもしれませんね。
長くなりましたが、
上述の例の「成果を気にせず~」以外を仕事にするのであれば「好きな事=仕事」で一年中いつでも夢中になれると思います。
自分にとって負荷なく出来、続けられる事。
誰かの役に立つから収入に繋がり、日曜も祝日も平日も関係無く出来る事。
生活の一部にあり、家族(自分を含む周囲)が負荷無く過ごせて、老後は国に頼りきらない資産を形成する事が出来る。
例えば「お金は仕事、仕事はストレス、給料はこのストレスを耐えた分でもらうもんだ!」と「自分」の変化を諦めてしまってはもはやどうしようもありません、今に満足すれば後は衰退しかありません。
また、人によって豊かな生活には差があります、それはお金が沢山ある事かもしれませんし、自給自足の生活が出来る事かもしれません、もっと言えば「何もしなくて良い日を1か月に1回作れれば良いや」なんて事もあるしれません。
【しあわせはいつもじぶんのこころがきめる byみつを】んです。
自分の強みと得意な事を合わせた好きな事を見つけられたなら
「好きな事して生きていく」のはそれほど遠い話ではないかもしれません。
さて、好きで得意な事で色々やるべきだって言ってもそんなに色々出来る人間じゃないし…なんて思ったそこのあなた!そんなことありません。
◆ 自分の能力の程度を測る(得意)
例えば以下のセリフを言ったり考えたりしてイラついた時の事を思い出してください
「こんなの私でも出来るのに、何故やらないんだ」
という事があったとしましょう、まず見るべきは「こんなの」「私でも」
私でもでは無いんです、あなただから出来るんです。
それがあなたの強みで、イラついたソレは人よりも高い水準を持っている可能性があるし、得意である可能性が高いでしょう。
(もし周囲の子供に対してイラつく事があったのならそれは別問題で、得意というよりはその程度の水準の事は誰にでも出来るからです、注意。)
◆ 自分の興味の程度を測る(好き)
これは先ほどの理由も無く好きとか、心や体の負担無く続けられる事は好きって事ですよね。
これをしてると「そこまでしなくても」とか言われるけどずっとやれるな~とか分かりやすい長所があったら一発ですね。
そうでない場合でも自分の長所は分からなくても、人の長所は結構しっかりわかるものです、何故なら「隣の芝生は青い」から。
こんな事が出来て羨ましいな~という意味でも自分は人の事を、知人は自分の事を見ている事でしょう、聞いたら案外スっと分かるかもしれません。
かなり文章は進みましたが、「あの頃」の気持ちに戻って、褒められたことやニヤけて下を向いた時の事を思い出したら、何か分かるかもしれませんね。
その頃の自分を知っている人に聞いたら大分良い意味で膨らんでいるでしょうから、より鮮明に分かるかもしれません(笑
これら仕事に活かせたら、もしくはそれ自体を仕事に出来たらもう今から
「好きな事して生きていく」
事が出来るのかもしれません。
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余談。
以下は「子供達は今どんな将来を見ているのかなぁ」と、ちょっと気になったので調べてみた結果です。
ソニー生命が2017年3月21日~3月27日の7日間、全国の中高生に対し、「中高生が思い描く将来についての意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名(中学生200名、高校生800名)の有効サンプルの集計結果を公開した内容の図11です。
男子はプログラマー、自動車の設計開発、ゲームクリエイターが上位。
女子は公務員、看護師、芸能人が上位ですね。
自動車産業も自動運転や自動配送で危ぶまれていますね。
以下は週間現代による調査で、経済・産業の専門家40人を対象に実施した調査「2020年になくなる仕事」の中に、プログラマーが挙げられています。
(2013年の調査ですし、2021年現在無くなってはいませんが、そういう見解もあるという意味でご覧ください。)
プログラマーは食いはぐれのない確実な手立てではないかもしれません。
AIでオートメーション化され、ある一部のマルチタレントなプログラマーや優秀なデバッガーのみ高収入になり、一般的な能力程度はもう自動で作れてしまう時代もそう遠くは無いと思います「ツムツムっぽいゲーム作って」と言ったら勝手に作ってくれる時代もそう遠くないかもしれません。
現在進行形で今ある仕事が置き換わっています、ヒトがするべき事を考え実行していかなければなりませんね。
電波を何光年も離れた場所に飛ばす事が出来るのなら、ヒトの思念も体から分離して飛ばせれば他の星の環境に適した生物に乗り継げたりするのだろうか。
な~んてね。