USB-C対応となり、10Gbpsの高速転送が可能となったiPhone15Pro(Max)
通常のiPhone15はなぜか最大480Mbps対応と旧端末と同じ設計に、ホントなぜ。
iPhone 15 Pro と iPhone 15 Pro Max は、別売りの USB 3 ケーブルを使用した場合、最速で 10Gbit/秒の高速 USB 3.2 Gen 2 に対応します。
高速転送が出来るようになると、これまでよくあった
「WindowsPCに写真や動画の転送するがエラー!移動出来ない…!」
という状態にならなくなりますので、ようやく狭い端末の中から大容量ディスクに全ての写真をに移す事が出来ます。
しかしここで大きな問題があります、それは
という事。
私のように自作PCを楽しんだり、PCの周辺機器に興味がある人でもない限りUSBポートのあれこれなんて分かりません。
USB3.0は青いポートで、それ以外はUSB2.0でしょ?
ってぐらいだと思います、ちょっと違うけどまぁ大体それで大丈夫です。
SSと書いてあれば黒くてもUSB3.0に対応しているし、
SS10と書いてあればUSB3.1Gen2に対応している、
雷マークはPowerShareというPCが落ちていても充電出来るポート。
ちなみにこのGenというのはGenerationの最初の3文字で、読み方はジェン。
USB3.1だろうが3.2だろうが対応していたとしても
Gen1なら5Gbpsまでしか出ないし
Gen2なら10Gbpsまで出る。
そんなのほとんどの人は分からないしマザーボードが何に対応しているかなんて分からない、USB-Cのポートに差し込めば高速転送してくれるんじゃないの?
となるハズなので、本来はApple側が付属品で一本高速転送対応のケーブルを付けるべきだと思うのですが、付属のケーブルはUSB2.0対応と明記されています。
さらに
「USB3デバイスを使用する場合は、10Gbit/秒に対応したUSB3準拠ケーブルを使ってください」
との事。
3.x表示ではなく3としか書いていないので「だったらUSB3.0の安いケーブル買って接続するぜ」って事で買ってきて繋いでもUSB2.0として認識してしまい
USB3.0で接続すればもっと高速化されるよ!
的な事を言ってきます、USB3.0で繋いでいるのに。
さらにUSB-Cならそんなの関係ないだろうと接続しても
USB3.0で接続すればもっと高速化されるよ!
と、しつこく言ってきます。
え?USB-CはUSB3.1のGen2対応なんだから問題無いでしょ?なんで480Mbpsなの?
iPhone 15 Pro および iPhone 15 Pro Max の USB-C コネクタは、USB 32 対応の USB-C ケーブルをつないだ場合、USB 3 でのデータ転送に対応します。
そう、ここで初めてAppleは規格を細かく書いてくれます。
USB3.2対応のUSB-Cで接続した場合に限り、USB3(10Gbit/秒)でのデータ転送に対応するよとの事、普通のUSB-Cケーブルは3.1までの対応ですのでやはりダメ。
USB3.0ケーブルはダメ、
USB-Cケーブルでもダメ、
USB3.2Gen2ケーブルだけどPCが対応していなかったらダメ。
と、かなり渋め。
PC側が3.1Gen2以降に対応しているかというのが一番の問題かもしれません。
付属ケーブルで最大の効果を出せないのはしょうがないけども、ならばもう少し詳しく売る時に説明するべきだと思う私です。
ちなみに対応している安いケーブルはこちら
UGREEN(ユーグリーン)という中国のブランド、Amazonでケーブルとか変換アダプターを漁っているとたまに出てくるトコロ。
これはUSB-CからUSB-Cのケーブルで
映像出力、Thunderbolt 3、USB3.2 Gen2(10Gbps対応)、急速充電PD対応。
で、2,000円ぐらいで買える1mのステキケーブルです。
USB3.2Gen2に対応しているUSB-Cポートがあれば…
こんな感じで差さっているUSBの対応バージョンの確認が…って3.2じゃなくて3.1で認識してる、3.1のGen2表記。
ちなみにマザーボードはASRockのB550 Steel Legend。
基板は3.2対応なのでこのケーブルが3.2と言いつつ3.1なのかな?分かりませんが、3.1だろうが3.2だろうがGen2なら10Gbps対応なのでとりあえず大丈夫。
でも表示は「USB 3.0に接続されています」なんですよね~🤣
とりあえず試してみると、1.72GBの動画ファイルをコピーした場合
付属のUSB-Cケーブルで転送した場合は44~45秒で320Mbps程度
(1.72GB÷44秒×8(bit)=312.7Mbps)
USB3.2Gen2ケーブルで転送した場合は4~5秒で3Gbps程度
(1.72GB÷4秒×8(bit)=3.44Gbps)
でした。
10Gbpsを謳うなら出来れば5Gbps以上は出て欲しかったか。
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そもそも最近の重くなった写真や動画サイズに対して128GBとか256GBでは対応出来なくなりますよね、さらに写真アプリが便利なので出来れば中に入れておきたい、ならば容量の大きいモノを皆買えば良いのですが
1TBのiPhone15Proは234,800円。
最新の立派な乾燥付きドラム洗濯機ぐらいします。
128GBなら159,800円、その差75,000円。
iPhone15無印なら128GBで124,800円。
という事で通常は無印で妥協だし、容量少ないのを選んでしまいがち。
「自分はそんなに使わないし」と。
実はSSD系の容量は多いほど耐久力も増すのでとにかく長く使う事を前提としている場合は容量の大きいものを選んだ方が良いのですが、価格差がありすぎますね。
都心の1Rの家賃ぐらい高い。
今年はサポート終了とかの絡みでiPhoneには期待できない気がしますが、11のサポート終了と同時ぐらいでUSB-Cで10GbpsOKの3.1対応とかしてくるんじゃなかろうか。
WWDC24まであと少し、楽しみ~😁
ではでは。