さて、この古くは平安時代(7世紀頃)から存在し、いまも根強く信じられているこの風習ですが、捉え方は人次第。「信じる者には厄災が降りかかる」迷信なのだろうか?
そんな「信じてるけど、どうしてもいけなかったら厄災が訪れる」なんて風習は遅かれ早かれ風化します。
恐らくは各年齢で訪れる体調の変化、つまり
その年齢の頃に病にかかったり体調に変化が訪れる事から、誰もが留意しやすいよう風習を設けたという事かと思います。
男女別厄年一覧↓
「男女で厄年が違う事」「女性は厄がひとつ多い事」から、性別の影響もあるとは思いますが、「この年齢になったら本当に注意」という釘差しなのかな?
そして男女共に61歳は変わらないんですね、昔の平均寿命の関係かな?
と思って調べてみたら
平均寿命が想定よりかなり短かった。
もちろんこれは平均寿命であって、60歳より長く生きた方も多くいるようですが、天候不順や出産、戦や病が死に直結していたであろうという事からも、長生き出来る方はそう多くなかったのかもしれませんね。
ふむ、しかし以前の平均寿命もそうですが環境、食生活が大きく異なる為、現代版の設定も必要なんじゃないかなぁと思う今日この頃。
ああ、そもそも「各年齢で訪れる体調の変化」じゃない可能性もあるか。
まぁあれです、厄払いをしておけば厄災っぽい事が起きた時に、
「厄払いしたからこの程度で済んだ」
と思えるハズです、気の持ちようだとしても積み重ねてきた先人の知恵によるものだとしても結果なんだかんだ自分次第。
日々健康であることが一番ですね。
ではでは。
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ちなみに厄除けや厄落としは「よくない事が起きないように」
厄払いは「よくないことを払ってもらうため」
に、祈願祈祷を受けることのようです。
厄年だからとかもう悪い事が起きている場合は邪気や穢れを払ってもらう厄払い、転ばぬ先の杖的に厄除け、厄落とし。という事ですね。