2017年1月9日、成人の日に放送された
ONE OK ROCKが1,000人の18歳と共演する、18祭(フェス)。
ワンオクロック日本TV初出演の超貴重なタイミングで参加出来た18歳の彼らは
ただ運が良いだけでは絶対にない、単純にいつでもアンテナを張っていただけで、
ただそれだけであり、それ以上も以下もないのだと思う。
そんな鋭敏な彼らだからこそ、この奇跡のステージに立てたのだろう。
参加出来ている時点でもう見習っちゃう、凄い。
もう4年半経っているんですね、この時18歳だった若者達はもう22~3歳。
社会人となり、活躍しているであろう彼らはどんな光(色)になっているだろうか。
動画表示が許可されていないのでリンクだけぺたぺた。
「一人一人の内側から出てくる痛みとか喜びとか悲しみとか、そういうのを引き出せる演奏が出来たらいい」
との事、もはや自在に音を出せる優れた楽器であるボーカルTakaの素直で熱い気持ち。なんだろう、滾る。
千人いるので、抱えている想いが千人分あるのは当然なのですが
全力で歌うその表情から想いが伝わってくるようです。
うん、若いってイイ。
「凄い」と思ったのは登場時、沸騰し収まらない会場にTakaは
「どうも皆さん」(こりゃ収まらんな、よし)
盛り上がりきってるみたいな空気のもう一段上に余裕でいくわけです、温度のあげ方エグすぎるよ…!
自分は自身に湧く色々な感情ひとつひとつに嘘をつかずに生きていく事をモットーにしている、これから色んな事が起こるだろうけど、それらに対して、自分のリアクションに嘘をつかずに進んで欲しいと思う。
語り掛けの最後に話していましたが、これは本当大事な事だと思います。
ただ前向きでいろというのではなく、自分の反応に嘘はつかないでいいと言ってくれている訳ですね、アツい。
で、歌の直前マイクを使わないで自分の声で
「よしじゃあ行こうか!」
アツいい!燃える!
あ、先に言っておこう。
翻訳は私の考えが大分入っている為、これは私の脳内訳です。
全ての引用:「We are」ONE OK ROCK
They think that we're no one
しょうもない大人達は、私達を見下してる。
We're nothing, not sorry
何を言われようとも屈することはない
They push us
そんな彼らに押し出されていく
It's too late, it's too late
Not going back
私達はもう、引き返すことは出来ないんだ。
これは歌う前にTakaが「年を取ってもしょうもない大人もいます」という発言をしていたのでTheyにはそんなしょうもない大人が言ってくる事と捉えています。
つまり18歳の私達をヤツらは何者にもなっていないから、見下している。
なのにそんな見下される世界へ彼らは押し出してきます。
だからといって子供のようにしていてはならない、もう戻る事は出来ない。
不安や焦燥を感じる一節ですね。
夢は終わり 目を覚ます時
絶望や希望も同時に目を覚ました
鏡に映った 僕が問いかける
自分を誤魔化し生きることに意味はあるか
こちらも同様に夢の終わり、目を覚ますという「子供」の終わりと
直後現実という名の絶望と希望との付き合いの始まり。
自分は何を言っている?自分の声は聞こえているか?
やりたい事はなんだ?なりたいものはなんだ?それは本当にやりたいことなのか?
自分はどこにいる?
When you're standing on the edge
崖っぷちに立たされ
So young and hopeless
何もかもイヤになって
Got demons in your head
頭の中は不安ばかり、でも
We are, we are
みんなそうさ!
No ground beneath your feet
Now here to hold you
足元がおぼつかなくても大丈夫。
'cause we are, we are
The colors in the dark
だって私達がそんな不安(暗闇)の中の色(光)だから
若さゆえに投げ出したり未来に不安を抱えているかもしれないけど、
私達こそが、その不安を拭う光だから大丈夫だよ、と。
やばいもう泣きそう。
酷く痛む鼓動は早く
遠のく景色を この手で掴もうとした
そんな不安で不穏で絶望で、期待に打ち震え面白そうでワクワクが止まらない
伸るか反るかはそんな「大人」へ脱皮した自分が決めるしかない、歩くのは自分の足で、道は自分で決めなければならない、手探りの第一歩は…?
They are the weakest
あんなの相手にならない
They don't even know
私達の事なんて何も知らないくせに
Anything they say
どんなことを言われたって
Will never break our hearts of gold
色(光)を持ち始めた私達の心にはもう届かない。
weakestは素晴らしい言葉選び、見下してくるあいつらこそが「そう」なんだと、伝え方がスマートです。
ちなみに直訳すると「壊せない」ですが、hearts of goldで心の模様で、その直前に何かを言われているというシーンがあるので、「もう届かない」としました。
こちらの人生を見ていないでまぁ色々言ってくるけど、
あんたらは私がどんな色か、何が出来るのかさえ知らないだろう?
もう子供じゃない、そう言ったのはあんた達だ。
熱いィィィ!!
自分が「そう」なっていないか考えないとなぁ、胸に来るなぁ…
When you're standing on the edge
崖っぷちに立たされ
So young and hopeless
何もかもイヤになって
Got demons in your head
頭の中は不安ばかり、でも
We are, we are
みんなそうさ!
No ground beneath your feet
Now here to hold you
足元がおぼつかなくても大丈夫。
'cause we are, we are
The colors in the dark
だって私達がそんな不安(暗闇)の中の色(光)だから
ちなみに[now here to hold you]は抱きしめるというか支えていますが、恐らく不安な私達を私達が支えなければならないと鼓舞する意味での言い換えだと思います。
この二回目の「The colors in the dark」は一回目と違い、Takaの歌唱力により、自分の事だという事を強く意識する事になります。
自身の進む道が情景が、まさに現実の出来事のように思い浮かんだ事でしょう。
ここらで感極まり涙を浮かべる参加者が現れます。
Never tell yourself
自分を言い聞かせて
You should be someone else
自分以外のようになろうなんて思わないで
Stand up tall and say
I'm not afraid, I'm not afraid
堂々と言うんだ「何も恐れてなんかいない」
So never tell yourself
だから言い聞かせるんだ
You should be someone else
自分らしくあればいいんだ
Stand up tall and say
ああ、ハッキリ言ってやるさI'm not afraid
もう何も、恐くない。
初めのNever tell yourselfとSo never tell yourselfは明らかに違います。
歌い方もそうだし意味合い的にも多分そう、年齢とは関係なく進んだ道が違うだけ、自分とキチンと向き合うだけで、もう恐れる事なんて何もない。
盛り上がる~!
で…
When you're standing on the edge
いつ崖っぷちに立たされても
So young and hopeless
目の前に希望が無くても
Got demons in your head
頭の中は不安ばっかりでも
We are, we are
私達に迷いはない
No ground beneath your feet
Now here to hold you
どんな困難も支えあって共に進もう。
'cause we are, we are
The colors in the dark
私達は光(色)なのだから。
ちょっと強引かな…?
まぁ直訳なら翻訳ソフトでポンですから。
ホント好き。
若い子の熱で感動するのは年を取ったという事だろう。
つまらん大人ではなく、魅力ある大人でありたいものです。
ではでは。
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2017年01月09日(ワン・オー・クー)、NHK総合でONE OK ROCK18祭(フェス)が放映された翌日の2017年01月10日に公開された完全英語版の「We Are」。
18歳の前で歌うWe Areとは少し違った空気で、また素晴らしい。