エジプト史を調べているうちに、ヒエログリフに興味を持ちました。
最初はネットを使って勉強していたのですが、限界を感じ本を購入することに。
それで購入した本がこの「ヒエログリフを読んでみよう書いてみよう」です。
この本は全3章で構成されています。
第1章~ヒエログリフを書いてみよう~
第1章では、ヒエログリフをアルファベットでどう表現するかを学ぶことができます。
アルファベットが分かるとローマ字で名前が書けたり、書いてある文字の発音が少し分かるようになります。
これができるようになっただけで、なんとなくヒエログリフが読める人感が出ますね。
また、1つの文字で2つの音を表す2子音文字と、1つの文字で3つの音を表す3子音文字も知ることができます。
これらが分かると読める王様の名前が格段に増えます。
第2章~ヒエログリフを読んでみよう~
第2章では、王様の名前に使われる文字と意味について書かれています。
メリィ=愛されし者
と
セテプ・エン・ラー=太陽神ラーに選ばれしもの
を合わせて…
メリアムン・セテプエンラー=アメン神に愛され、ラーに選ばれし者
というアレクサンドロス大王のファラオ名の意味が分かるようになります。
これが分かると第3章で行うヒエログリフの解読にとても役立ちます。
第3章~ヒエログリフを解読してみよう~
第3章では、ツタンカーメンの棺に書かれているヒエログリフを例にして、解読にチャレンジできます。
新しい単語がガンガン出てきますが、都度読み方が示されます。
その他、いくつかのヒエログリフの解読も同様にチャレンジすることができます。
第3章の最後には、ロゼッタストーンや死者の書などのについて記されていて、当時の人の人生観や教訓などを伺い知ることができます。
最後に
以上が本書の大まかな内容になります。
サブタイトル“古代エジプト文字への招待”と書かれてある通り、ヒエログリフに興味をもち始めた人にピッタリの本だと思います。
英語の勉強でいうとアルファベットが読み書きできて、簡単な単語が分かるくらいのスキルが身に付きます。
文法については一切触れていないので、ヒエログリフを自由自在に使えるようになるわけではありませんが、ヒエログリフを身近に感じることができる一冊でした。
今度は文法も学べる本を探そうと思います。
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