人は一般的に、1日に約7時間をスマホやパソコンの画面の前で過ごしているとされています。
仕事でパソコンを使う場合はもっと多いです。
生活に必須となってきているこれらデジタルデバイスは、物理的な世界のストレスから逃れるために、デジタルの世界にひきこもる手段にもなります。
同時に、デジタルが社会に浸透した頃から、精神的及び身体的健康への危険性について長年議論され、こういった非物理的な世界とどのように付き合うべきかの正解は未だに出ていません。
今回はそんな身の回りのデジタルをより健全に活用するための7つのヒントについてのお話です。
2023年4月12日付でTHE CONVERSATIONに掲載された記事からまとめていきます。
参考記事)
・Seven tips for a healthier relationship with your phone(2023.4.12)
・DIGITAL 2022: GLOBAL OVERVIEW REPORT(2022.1.26)
参考研究)
・Relax, Turn Off Your Phone, and Go to Sleep(2015.8.31)
・Brain Drain: The Mere Presence of One’s Own Smartphone Reduces Available Cognitive Capacity(2017.4)
使用していない時、特に夜間は、見えないようにして片付けておくことが推奨されています。
ベッドの中でスマホを手に取ると、脳が覚醒し、ベッドが眠る場所ではなく、覚醒する場所に変わってしまう可能性があるからです。
「ベッドや布団=寝る場所」という習慣をつけることでスムーズな睡眠ができるようになります。
スクリーンタイムが長すぎると、頭痛を引き起こすことがあります。
音声メモなどを利用して、長時間画面を見つめなくても、コミュニケーションを維持できるように工夫すると良いでしょう。
携帯電話を横に置きながら何かのタスクをこなすというのもオススメされません。
別のデジタルなものに気を取られることなく、やることに集中して終わらせることで結果的に自分の時間が増えるからです。
研究によると、電源をオフにしていたとしても携帯が近くにあるだけで、パフォーマンスが低下する可能性が示されています。
うつ病や不安神経症は、デジタル過負荷の結果の一つです。
自然の中を散歩したり、本を読んだり、自転車に乗ったりなどしばらく画面から離れることは、精神衛生を保つ上でとても効果的な手段になります。
小さな画面を近くで見るなど、目に負担をかけることは、視力の低下などを引き起こす可能性があります。
なるべく大きな画面は遠くから見ることや、デバイスなブルーライトカット機能やシートを使いながら、目の負担を減らすことが推奨されています。
携帯電話、コンピューター、タブレットを整理して、より効率的に使用することが望まれます。
時間追跡アプリは、自分の時間をどれだけ画面上で過ごしているかを測定することができます。
これら時間を把握したり、前の週と比較したりすることで、デジタルに触れる時間をより少なくする意識が働きやすくなります。
パソコンを使っている時に前かがみになったり、スマホの画面を見る時に首を下に向けていたりと、不健康な姿勢でデジタルに向き合うことはたくさんあります。
背筋を伸ばして座ったり、定期的にストレッチをしたり、頻繁に運動することを心がけてみましょう。
これら7つのヒントは、デジタルを中心とする生活を改善することに役立ちます。
デジタルにコントロールされるのではなく、コントロールする者として上手く付き合うことが、精神的に豊かになるきっかけになるかもしれません。
(上7つがほぼまとめなので割愛)
自分もデジタルに依存しまくりですので、かなり心に刺さる記事でした。
これら各種デバイスは、現代では必要不可欠であり、私生活や仕事問わずビジネスでも必須のアイテムです。
でもそれが結果的に心身に悪影響を及ぼしているなら、それは改善すべき問題の一つですね。
特に睡眠直前には、気になるニュースや1日のまとめなど、どうしてもいじってしまうことがあるので、そこは自分をコントロールしつつ付き合っていこうと思います。