の続き…。
アイの戦い
エリコの戦いに勝利したヨシュア一行。
カナン奪還のため、次に征服すべき場所はアイという町でした。
偵察隊を町に向かわせて内部の様子を探ります。
今回は、エリコ偵察のときのような危険なアクシデントはありませんでした。
偵察隊曰く、
とのこと。
ならば、ヨシュアはすぐさま3000の兵をもってアイに攻め入りました。
イスラエル兵36人が殺され、撤退を余儀なくされました。
3000人のうち36人の被害であれば、惨敗というほど悪い結果ではないと思えそうです。
しかし神から与えられし戦いの中で背を向けたという事実と、戦いに負けたことで神に見捨てられたと考えたことが、イスラエルの民のとっての大敗だったのでした。
アカンの罪
ヨシュアはアイでの大敗北にショックを受け、衣服を引き裂き頭に塵がかかるまで地面にひれ伏したそうな。
そんなヨシュアに神は言いました。
エリコの戦いにおいて、エリコ人や家畜を殺し、物を破壊しつくしたのは、神に捧げる(聖絶する)為のものであるとされています。
エリコの物を自分の手に収めることは、許されていなかったのです。
犯人はアカンという人物でした。
全イスラエル民の前で罪が白日の下にさらされ、罪を裁くためにヨシュアが判決を言い渡します。
アカンの持ち物は家畜ともども焼かれ、家族ともども石打の刑に処された後、火刑に処されることになります。
こうして、神への聖絶を果たしたイスラエル民たちは、再びアイ征服に向かいます。
続く…。