の続き…。
アイ攻略への作戦
戦利品を横領したアカンを処刑したヨシュア達。
神は、「今度こそ全軍をもってアイを征服すべきである」と告げ、イスラエル民たちに戦いの準備をさせます。
先ずは夜のうちに選りすぐりの精鋭3万を集め、アイの周辺に送り込み伏兵とします。
(この時点で既にアイの住民合わせて1万2千を遥かに超えています。)
ヨシュアが朝早く起き神に祈りを捧げた後、敵兵力が準備を整える前に戦を始めます。
また祈りの際、神から今回の戦いに関して戦略をレクチャーされたとも言われています。
今回の戦術は、数万の主力のイスラエル兵がアイ兵と交戦している最中に撤退。
撤退中のイスラエル兵をアイ兵が追撃しているときに、夜中に忍ばせておいた伏兵をもってアイの町を占領するというもの。
また、占領後は速やかに追撃しているアイ兵を主力部隊と共に挟撃するというものでした。
アイ陥落
神の言葉による綿密に練られた作戦が開始されました。
エリコのような強固な城壁のないアイは、籠城という選択肢がないため兵を打って出るしかありません。
兵力の分断も、伏兵での制圧も作戦通り遂行されました。
見事にアイを陥落させるヨシュア達。
エリコ同様、民と兵を一人残らず殺し尽くすまで手を緩めなかったそうです。
アイの国王に至っては、死体を木にかけ夕方まで放置し、日が沈む頃には町の門の前に投げ出されたそうです…。
エバル山の祭壇
アイを征服したイスラエル民たち。
王が門の前に打ち捨てられる頃、ヨシュアはアイの町近くのエバル山に登り、神のための祭壇を築きました。
この祭壇の石に、モーセが残した教えを刻み込んだそうです。
続く…。