30℃後半に迫る熱い夏を越えて秋の涼しさを感じる今日この頃。
その先の冬に向けて準備したくなるアイテムが手袋ですね。(まだ早い??)
今回はそんな手袋の数え方についてのクイズです。
お箸は2つペアで1膳、靴下も2つ揃うと1足といったように、世の中には2つ集まることで数え方が変わるものがちょくちょくあります。
手袋もそんな特殊な数え方をするもののひとつです。
では左右ペアではどのように数えるのでしょう??
手袋(左右1ペア)の数え方は何でしょう?
答え
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双(そう)です。
ふたつのものが揃うことで1双(いっそう)、2双(2そう)……と数えていきます。
またこれと同じく、武具の一種の籠手も左右ふたつ揃えば1双と数えます。
屏風もひとつひとつは隻(せき)と数えますが、ペアになると1双と数えるようになります。
古くから神を対で表す場合や、両手、両足、両翼など生物に備わっている機能を表現する場合にも2つを表す双数が使われることが多くあります。
ヒエログリフやサンスクリット語、古典ギリシャ語などにおいても、単数、複数の他に双数があるなど、対になるものは特別なものとして考えられていたことが分かります。
その他日本語において対になったりふたつ揃うと呼び方が変わるものとしては……
・門松が左右2本→1門(かど)または1揃い
・同祖神が2体→1対
・和服の裃が上下→1具
・掛け軸が2幅(ふく)→1対
などさまざまあります。