日曜の夜にライブハウスに立ち寄った。
場所は栃木県、宇都宮駅前の「STUDIO KENT」。
最近駅近にリニューアルしたスタジオである。
四組のバンドが自分達の演奏を披露していた。
自分はこのスタジオになってからライブに参加したことがないが、いつかは立とうと思っている。
どのバンドも
「俺の歌を聞いてくれ!」。
と言わんばかりに泥臭く奏でていた。
「LEWD LION」というバンドは、アラフォーのおじさん達が組んでいるインストゥルメンタル(ボーカル無し)バンドだ。
意味はスケベなライオンらしく、由来も何の説明もなく少し名前を言っただけですぐに演奏に入る。
曲名すらも言わずに当たり前のように始まる。
この時点で
「ん?他のバンドとは違うな…」
と興味を引かれる。
演奏もかなり上手く、メンバー全員に余裕がある。
経験が成せる技であろうか。
思わず動画に収めてしまった。
本気でノれる演奏だった。
ドラムが「小雪」と呼ばれていて、思いの他似ていて笑ってしまった。
それは置いておいて・・・。
人の印象に残すには、「俺を見てくれ!」というよりも「好きに見てってくれ」といったスタイルの方が良いのかも知れないと感じた。
異論はあるだろうが、少なくとも自分は余すとこなくLAWD LIONを楽しむことができた。
よく考えたら観てくれるお客さんも、そのバンドの人ではなくバンドが奏でる音楽を楽しみしている場合の方が多いよなぁ…。
このバンドのお陰で、人に見せるとは何なのかを考えるきっかけができた。