皆さんは映画を観る上で「これをやられたら萎える」というものはありますか?
作品の中でのご都合主義や誰が得するのかわからない演出、唐突なラブシーンなど人によってマイナスポイントは様々です。
自分にも映画を見る中でこれだけはやって欲しくないという見せ方があります。
今回は、そんな物申したい映画の見せ方について語りたいと思います。
自分がなって欲しくない映画の見せ方……。
それは、「映画の予告映像でクライマックスシーンを流す」ことです。
もうこれがあるだけでほとんどネタバレされた感じになり、映画の面白さが半減した気になります。
アクション映画で例えると、巨大な建物が爆発し、主人公が叫んで手を伸ばし何かを掴み取ろうとするシーンなんてきたら最悪です。
それを認識した状態でで映画を見始めると、「予告の演出と比べると今のは微妙だな……」とか「確か建物が爆発するシーンがあるはずだからそれまでは主人公はピンチにならないな」とか色々考えてしまいます。
その結果、自分の中で勝演出のハードルが上がってしまい、そのハードルを越えないことがほとんどなのです。
それも後で見返すと予告見なかったら絶対面白いのに……、と後悔の念すら生まれます。
そんなことから、映画を楽しむために、ネタバレはおろか予告すらも見ないことがほとんどになりました。
よくよく考えてみると、RPGなどで本編をクリアした後のやりこみ要素や自由に世界を楽しめるイメージと似ていることに気づきました。
ラスボスを倒した後、クリア後のゲームの世界を巡って裏ダンジョンや裏ボスなど立ち向かう……。
これってRPGの醍醐味だったりしませんか?
映画の予告でクライマックスシーンを流されると、「ラスボスはコイツだ!!」みたいにネタバレされている感じがあります。
しかもそこでゲームの物語もしっかり終了という物足りなさ……。
(映画が面白いこと前提ですが)予告に余計な情報がないことで、そういった自分の知らない世界に没頭できる感覚があります。
例えとして分かりやすいか分かりませんが、そんなイメージがあります。
……と思うでしょうが、映画館ではそうもいきません。
巨大なスクリーンで予告が流れ始めると、情報をシャットアウトするのは容易なことではありません。
耳を閉じたとしても、その爆音故に内容が微妙に聴こえてしまいます。
上映室の外に出るのも手ですが、どのタイミングで戻ってくればいいのかも分かりません。
できるとしたら、耳を手で高速で塞いだり開けたりして「あー聞こえなーい」をやるくらいです。
でも変人扱い方されるので、最後尾の席をとれた時か精神的にタフな時にしかやりません。
もし映画館で「あー聞こえなーい」状態の人を見かけたら多分僕です。
その時は精神的に余裕があるので話しかけてください。
そんなこんなで予告映像へのあれやこれやでした!
ちなみに、最近書いている映画紹介で予告映像などを記事内に入れないのはこういった理由からです。
共感出来なかったらゴメンなさいね〜。(>_<)