どーも、今週もお疲れさまっした、皆さん!
今晩もグビグビとビールをすすりながら、ワタクシのウンチクを聞いてくれるかな?
はっきりと言おう。
日本人のラーメンの食べ方は、もはや時代遅れではないか?
もはや“ラーメン先進国”を気どっても、完全に軸足を誤ったと思う。
クルマで言うなら、燃費が悪い“アメ車化”していることに気づいてもらいたい。
じゃあ、身の回りを振り返って、世間のラーメン事情を考えてみてほしい。
そうだ、ラーメンは年を追うごとに何だか豪華になってはいないか?
チャーシューはステーキみたいに熱くなり、半熟玉子もデフォ、
そして何よりも超こってり、オイリーなスープが地域差なく見受けられてきた。
今や普通のラーメンでも800円は当たり前、回転ずしと遜色のない価格帯なのだ。
で、そろそろこの記事の主張を言おう。
かくしてこんなに豪華になったラーメン。
果たして、アナタはあの貴重なスープをきちんと飲み干しているか?
我々にとって文字通りラーメンにおいて命と言えばスープである。
つまりスープは動物、魚介、つまり生き物からダシをいただいた賜物なのだ。
で、あのスープの大半はいったい何処に行ったか?
そうだ、我々は麺をすする時だけに用い、あとは下水に垂れ流しているのだ!
塩分が?脂肪分が?だから飲み干しちゃダメ?
だったらダシに使われた生き物の立場はどうなる?
ちなみに、ざっくりと言うとラーメンの原価率は35%程度なんだとか。
その原材料のうち、もっとも高価なのは麺でもメンマでもない。
なんとアナタが下水に捨てている、他ならぬそのスープなのである。
とは言え、オレの基準は最近、いつもマレーシア。
この点について、マレーシアから見た日本評を垂れ流してみよう。
実はマレーシアも麺類天国だ。日本には馴染みのないオモシロイ麺類も多い。
確かに日本のラーメン程、豪華さや繊細さはないかもしれない。
ぶっちゃけ、雑だ。
し、しかしである!
えっ?「ビニール袋は溶けださないのか?」だって?
おいおい、そんなこと、マレーシア人がいちいち考えるワケ、無いではないか!
で、ぶっちゃけ、この制度は、地球にやさしいと思うのだ!
つまり自宅で食べた後、たまたま冷蔵庫に入ってた麺で替え玉ができるのだ。
2杯目、3杯目、、、こうしていけばアナタの一杯当たりの単価は益々減少する。
そして当然、スープの量も減っていく。まさに一石二鳥なのである。
日本でも豚骨ラーメンは替え玉文化がありますよね。だからあれは素晴らしいと思う。
でも、太麺が主流の地方ではなかなか難しい。
そこでどうだろう?
マレーシアのようにスープの持ち帰りを可能にしたり、たとえ半煮えの麺でも良いから、ラーメン店で気軽に替え玉を手早くできるような社会運動をしてはどうだろうか?
・・・ところで話は変わるが、オレは知人である、とある“ラーメン通”がかつて語ったセリフが今でも忘れられない。
ある日、彼はオレと一緒にマズいラーメンを喰ってしまった。
そこで、彼はこう言ったのだ
「確かにこのラーメンはマズいよ。でも、ラーメンに“罪”は無いからね。」
確かにこのラーメンを作った店主の腕は悪かったのかもしれない。
でも、どんなにマズいラーメンでも、それが貴重な生き物の命をいただいた上に成り立っているスープなのである。
そのことを彼は自身のラーメン愛の中でそのことを貫いていた。
今日もどうもありがとうございました。
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