先日、IOTAから発表のあった、「デンマークの国営エネルギー企業EnerginetとのMOU締結」、ご存知ですか?
これ気になるなぁ、、、
とみていたところ、都合よくニューヨークでIOTAのエヴァンジェリストが参加するミートアップがあるではないですか!
「PROTOCOL NYC: BLOCKCHAIN SHOWCASE」
早速参加してきたのでシェアします。
このイベントは様々なプロジェクトを招いて紹介するショーケース形式。各プレゼンテーターには30分のプレゼン時間が与えられています。会場は程よい入り、技術に詳しい方が真剣に聞きに来ている印象でした。
さて、今日の登壇者は
・FANTOM
・Holochain
・IOTA
「Blockchain Showcase」と言いながら狭義にBlockchainを採用しているプロジェクトが一つもないのはご愛嬌。早速プレゼンの様子をご紹介します。
FANTOMは韓国のフードテック企業が参加する食品流通財団のFANTOM財団が基盤となっています。FANTOM Platformと呼ばれる独自のプラットフォームを開発し、FANTOMトークン(FTM)のICOを実施しています。後で調べたところ、2018年最大規模だったとか。
この日は、Tech AdviserのAndre Cronje氏が来ており、FANTOMの設立経緯、技術の優位性を語ってくださいました。
一言でいうと、拡張性の高いDAGでスピードが速い、かつスマートコントラクトを実現している、が特徴でしょうか。IOTAに似ているなあと思いましたがスマートコントラクトの部分が大きく違いますね。
DAGは2重支払いをいかに避けるかが大切だ、ということでどのような技術実装を行っているか説明。それぞれのブロックは前の二つを参照しており、それぞれに通し番号が与えられ、、、ふむ、、、速いのはわかったよ?(ごめん、IOTAのDAGとの違いがよくわからんかった)
また、FANTOMはフードテック出身なのですが、ユースケースは幅広く考えているようで、設立経緯以外で「Food」という言葉はほとんど出てきませんでした。いや、そもそもユースケースの話がほとんど出てきませんでした。これはAndre Cronje氏がTech Adviserだからというのが大きな理由でしょうが。
後でウェブサイトを確認したところ、スマートシティを前面に出しているようです。
(見ても雰囲気しかわからんビデオ、多いよね)
技術が凄いんだな、金持ってるな、という印象しか残りませんでしたが今後注目したいと思います。
次はHolochain。
超ハイテンションなプレゼンテーターでしたが名前が聞き取れず。
プレゼンでは、ブロックチェーンとの違いを強調。更新ごとにブロックチェーン全体でコンセンサスを必要とするのは負荷が大きすぎる。よって、Holochainでは参加者が自分のハッシュチェーンを使用し、その後DHTに共有される仕組みになっている、とのことでした。
また、データのAuthorshipを保証、参加者は自らがデータ所有者としてふるまうことができる。この点についてはHolochainを採用しているJuntoがユースケースとして紹介されていました。
プレゼン聞いた感じだとだいぶブロックチェーンとアルゴリズムが違う気がしますが、理解がまだまだ及んでいません。自分でもホワイトペーパー読みますが、誰か詳しい解説記事かいてくださったら39ALIS投げます。
ラストはIOTAのプレゼン。
言わずもがな、IoT産業に注力した技術ですよね。IoTに関連するペイメント、M2Mのコミュニケーションを効率化しユーザービリティを向上させるーー。私が好きなプロジェクトの一つです。
今回はIOTAエヴァンジェリストネットワークのファウンダー、Kevin Chenからのプレゼンでした。
Kevinからは、IOTAの技術的優位性、特にTnagleの説明、チャレンジしている既存の課題、そしてユースケースについてのプレゼンが。最も地に足ついた、バランスのよいプレゼンだったと思います。
しかし!
私の最大の目的、EnerginetとのMOU締結の話については、
"エネルギー分野でのユースケース"
のスライドが示されヨーロッパ諸国の地図が示され!きたぞ!というところで
「プレゼン残り時間わずか」
のコールが!
おおおおおおおーーーーーい!
無茶苦茶テンション下がりましたね。
もうちょっとで手をあげて「おいちょっと待てや」と切れそうでしたがぐっと我慢。後でおとなしくメールします。
全員のプレゼン後はQ&Aセッション。
専門的な質問も多く、盛り上がったよいイベントでした。
印象的だったのは、聴覚障害のある女性が手話の通訳をつけて参加されていたこと。たしか義務があるため主催者側がつけたんだと思いますが、手話を通じて質問を多く投げかけており「なんかいい時代だなぁ」と感じました。
しかし、Q&Aセッション長いな、、、
すでに40分経過。
ということで
あまりの空腹に抜け出し、、、
寿司食べて帰りました。
ミル貝うまっ。
以上、ブロックチェーンの聖地、ニューヨークからのレポでした!
iPhoneが壊れ、代替機のカメラの性能が悪く、とってもテンションが下がってます。
MALIS