前回に続きニューヨークのジャパン・ソサエティで行われた「基礎から学ぶブロックチェーン: 無限大の可能性を探る」報告です。
もっとざっくり書けばよかったと若干後悔しています。
ブロックチェーン協会事務局長の樋田さん講演後、登壇されたのが株式会社QUICKイノベーション本部部長Fintechグループの名和さん。
NYに駐在されていたこともあるそう。
落ち着いた声でQUICK社の取り組み、特に「仮想通貨ベンチマーク研究会」をご紹介。
「日本は仮想通貨市場の参加者の半分くらいを占めているが、ベンチマークについてはまだまだ進んでいない」
「確定申告や会計処理にベンチマークを使いたいとの声がある」
とのこと。
仮想通貨のベンチマークってどんなの?と思っていたところ、市況把握からデリバティブまで様々な種類があると一覧にて説明してくださりました。
わかりやすい。(写真ぼやけてるけどね)
Quick Crypt Labのβ版の説明もしていたけどこれですね。
今のところQuickとAPIでの継続的なデータ提供をしているbitFlyer、BTCBOX、QUOINEの3つの取引所が対象だそう。
(あの、この分野全然詳しくないんですけど、アトミックスワップが主流になった時でもベンチマークって同じロジックで作れるものなんでしょうか?詳しい方誰か教えてor解説記事書いてください(笑))
少し時間が押しているのか最後は駆け足で
「投資信託は60代以上で90%以上を占めているが、仮想通貨は40代までで80%を占めており、明らかに新しい人たちが投資に参加してきている」
「仮想通貨市場は24時間365日であり、東証が閉じている間も取引できる」
「この今までにない大きな市場が育っていくのをサポートしていきたい」
との思いで締めくくられていました。
そして最後にALISのCEO安さん登壇!
かなり時間が押している様子ですが、先ずはALISとはなんぞや、生まれた背景とは、についてご説明。
昨今のWebメディアの情報信頼性の低さについて、「社名は出さないですが」と前置きしたうえで、
“例えば肩こりは幽霊のせいって記事があって”
きた(笑)
もうこれは一生語り継がれる記事ですね、ある意味伝説。
安CEOの熱いトークはまだまだ続きます。
「自分の好きなことに貢献→応援しているトークンの価値が上昇する→保有するトークンの価値が上がる この循環が仮想通貨界隈では起きている」
「事業会社にいたころ、社会的価値が高い事業であっても収益性の観点から無くなっていくのを目の当たりにしてきた」
「事業開発の構造変化を起こす検証をしている」
「価値(不正や二重送信がない)と報酬(トークンなど)はセットであるべき」
「信頼できる記事=価値の高いものに対して報酬(ALISトークン)が付与される仕組みを確立したい」
などなど。
それにしても、、、
ALISの仕組みを説明しているのを改めて聞いて思ったんですけど、“人気がある記事”と“信頼できる記事”っていうのは違うと思うんですね。
ここをどう解消していくかがこれからのALISの課題なのかなと思った次第です。
さて、次はようやくお待ちかねのパネルディスカッションの時間です。
長くなったのでまた次へ。
次で最後ですよ。
MALIS