皆さまこんにちは。
仮想通貨が使える都市を旅したいーー。
そんなニーズが本当にあるのかはわかりませんが、世界の各都市で仮想通貨受け入れ率が随分と違うのは事実。
今日は、仮想通貨フレンドリー都市ランキングを一緒に見てみましょう!
これは、2018年7月に発表された「The Top 10 Bitcoin Cities In The World」という記事。
都市部におけるビットコインの受け入れ店舗数で順位を出しています。
気になるランキングは、、、
1 プラハ
2 ブエノスアイレス
3 サンフランシスコ
4 マドリード
5 ニューヨーク
6 アムステルダム
7 ボゴタ(コロンビア)
8 バンクーバー
9 ロンドン
10 パリ
どうでしょう?
私はちょっと意外でした。仮想通貨に力を入れているとはいえ、プラハがトップとは。サンフランシスコじゃないんですね。
プラハは2016年に訪れたのですが、現金受け入れのお店もまだ多く、さほど先進性は感じなかったんです。何より、あの街の雰囲気からブロックチェーンの香りがしないというか。
地下鉄も乗ったんですが、仮想通貨ATMにも気が付きませんでした。確認のため再訪したいものです。
あとブエノスアイレス、マドリードがトップ5に食い込んでいるのも興味深いですね。両方行ったことのない都市なので訪れたい。(代わりに行ってきてほしいって方はいつでも旅券を受付けます)
残念ながら日本の都市は入っていませんが、支払い受け入れに積極的な店舗は少なからずあるので将来どうなっていくか楽しみですね。
1つの結果だけ見てもバイアスがかかっていそう。というわけで探したところ、2018年10月1日に、Blocklrという新興メディアが「10 Most Cryptocurrency Friendly Cities In The World」という記事を出していました。
こちらはForbesとランキングの作り方が異なります。まず、ビットコインだけでなくアルトコインもカウント。さらに、スタートアップや法制度のフレンドリーさも考慮しています。
結果は、、、
1 サンフランシスコ
2 ニューヨーク
3 ツーク(スイス)
4 トロント
5 ジャクソンビル(アメリカ)
6 ブエノスアイレス
7 リュブリャナ(スロベニア)
8 シンガポール
9 アムステルダム
10 香港
おや、プラハが消えました。変わって、サンフランシスコ、ニューヨークが順位を伸ばし、シンガポールや香港といったアジア勢も出てきています。
2つの順位付けの違いは、
・アルトコインを入れるか
・ビジネス環境、法制度を入れるか
なのですが、大きく影響したのは2点目かなと思います。というのも、2つ目のリストではスタートアップを連ねる都市が上位に食い込んでいるから。
つまり、仮想通貨をビジネスとして受け入れているかと、スタートアップが活発かは、関連はあるものの少し別の話ということなのでしょう。
例えば、ベネズエラが本気でペトロを使いだしたら、間違いなく首都カラカスはリストに入ってくるでしょう。しかしそれは、ベネズエラが仮想通貨スタートアップに適した街であるってのとは違うはず。いやスタートアップの前に治安が気になりすぎます。。。
二つの視点、分けて考えたいですね。
というわけでいかがでしたか?
本当にこれだけ都市間で差があるなら、仮想通貨フレンドリーな都市をめぐる体感型「クリプトツーリズム」もビジネスとして成立するかもしれません。
ちなみに、両方のリストでトップ5に入ったニューヨークですが、ビットコイン受け入れ先がマップ化されています。
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MALIS
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