デンマークで、
全身で感じまくってきたことの整理に、
脳が追い付いていない。
学校のことは、
事実や感じたことをすぐにメモに残してきたから、
それらから感情を呼び起こして、
言語化していくつもり。
早くそれをしていきたい!
と思いつつも、
心が反応しない。笑
私は、観光とか、
その類いのことにあんまり興味がなくて、
海外旅行も、
シンプルにあまり興味がなかったから、
これまで海外に行ったことがなかった。
日本を出るのは今回が初めてで、
今まで色んな、
日本人や日本という国の、
ネガティブイメージを耳にして来たけれど、
私自身が、
日本以上も日本以下も肌では知らなかったから、
他国との比較の上で日本を見たことはなかった。
それでも、
ただ日本で生まれて日本で育った私が、
なんだかおかしいなって思うことが年々増えて、
それには教育が大きく影響していると強く感じていた。
だから、他国の教育にすごく興味が湧いて、
今回初めて、日本を出ることにした。
この旅に、
『学校を視察する』
というコンテンツが無かったら
行かなかったと思う。
今回見てきたのは、
あくまで一握りの、
デンマークの学校や人々、
生活の様子。
そして、私が居た1週間は、
デンマークでは異常気象で、
毎日が晴天。
このツアーが終わった次の日から、
大雨、雷という天候になったらしく、
その面でも、
今回見たのはデンマークという国の、
『厳選された良い面』だったと思う。
だから、もっと多くの側面を見る必要はあるし、
もっと多くのデンマークを知りたいと思った。
毎年と言わず、年に2回は行きたい。笑
初めて、日本を出て、
遠く離れたこの土地にも、
人の生活があるんだということを感じたし、
日本に生まれたからと言って、
必ずしも“日本が合う”とも限らないんだとも感じた。
それは、日本人にも、デンマーク人にも、
色んな国の人に言えて、
どの国が良い、悪いではなくて、
その人にはその人のベストやベターがあって、
それは何か(生まれた国や育った地域)に
決定付けられるものではないんだなと感じた。
歴史的にも、
イギリスと戦争したり、
ドイツに占領されたり、
フィンランドと戦ったり、
ヨーロッパは、過去に殺し合ったメンバーが、
いつもグループになっている状態。
にっこり笑い返してくれることは、
私はあなたの敵ではないですよ、
と表現することで、
過去の出来事の影響もあるらしいということも聞いた。
ドイツが攻めてきたときに
真っ先に降伏したからこそ、
歴史的な建造物が残っていたり、
いつも、
人を第一に大切にしてきたデンマークの歴史が、
今に繋がっているのだと思った。
色々なことを感じて、
日本に帰ってきて、
今まで感じたことのない“日本”が見える。
私にとっては初めて、
比較の上に、日本を、認識している。
そこに、とっても息苦しさを覚えている。
だから、
もっともっと知る必要がある。
もっともっと知りたいと思う。
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2019.9.1.
デンマークの旅から帰国して、
日本のギスギスを初めて感じた。
デンマーク、本当に素敵な国だった。
幸福度が高いと言われるデンマークの教育に、
学ぶべきことは必ずあると思って決めたデンマーク行き。
ヒントは沢山あった。
それは、学校の中だけではなくて、
日常にも溢れていた。
でも、そんな日常を作るのは、
間違いなく、
そんな日常を作る大人を育てる教育の力だった。