最近 フィンランドのことを知りたくて海外の記事を訳しながら読んでいますが、分かりやすい日本語の文章で見るよりも頭に残りやすい気がします。和訳しながら見ていくほうが入ってくる情報量が多い気がします。意識的に理解しようという働きかけが起こるからでしょうか。
今回は北欧のニュースの中で「フィンランドの徴兵制度」が気になったのでまとめてみました。
フィンランドといえば、学費が大学まで無料であること 育児支援が整っていること サウナ大国である などの特徴があります。教育熱心なフィンランドにとっては教師は皆が憧れる職業のようで定員に対して5倍の応募が来ることもあるみたいです。育児支援は子供が生まれたときにおよそ50点の必需品をセットで支給してくれるほど整っています。
そんな優しい雰囲気のあるフィンランドですが、「徴兵制度」が存在していることをご存じですか?
フィンランドは男性は18才から国防軍で兵士としてはたらく義務があります。基本的に①兵役 ②地域奉仕活動 の二つから選択ことになります。徴兵を拒んでしまうと刑務所に滞在される罰則もあるそうです。女性も希望で入隊することができますが、どうやら②の方にしか参加できないようです。今それが性差別として問題視されているようです。
女性の兵士は一般的ではありません。なので軍隊の中で女性の発言が聞き入れられないなどの偏見を含んだ状況もしばしば起こるそうです。「公平さに欠けた制度が続くことで若者の徴兵に対する熱意が損なわれる」そのようなことを防ぐために徴兵制度を改良すべきだと提案し、話し合いが行われているそうです。フィンランドは差別のさの字も無さそうなイメージだったのでこの記事を読んだときは驚きましたね。差別問題は具体的な案や制度を作り出すことが難しそうですが、少しでも早く解決するといいですね。
参考にした記事はこちらです。
フィンランド 薬局事情