ここ数年月に1回 漫画喫茶に行くことが楽しみになっている者です。
【好きなだけ漫画が読める空間】というのは自宅で実現可能そうでできないものですからね。ゲーセンや音楽スタジオなど、理想の世界を自宅に築き上げてる人たちは凄く尊敬します。マンガアプリでも読んではいるのですがやっぱり手に取って読みたくなるんですよね。(紙媒体万歳!!)
そろそろマンガの紹介にまいりましょう。今回はこちら
チャンピオンで連載中のマンガです。マンガBANGというアプリで読むことができますのでぜひ確認してみてくださいね。
この作品の特徴をいくつか挙げていきましょう。
①悪女にもてる
②主人公が能力に依存しない
③サブキャラをないがしろにしない
④清々しい気持ちで読める
①はタイトルからも予測できると思いますので②から説明していきますよ。
まず六道 桃助(主人公)という男、内面が凄くたくましい子なんですよ!気弱なんだけど自分が決断したことは貫き通す芯の強い男であり、真に強い男です。実際悪くない女性にも好かれたことがありますから、それだけ魅力的な人間だということが伝わってきます。こういう心の強いキャラは応援したくなりますね(モブサイコのモブと似たものを感じます。)
話が進んでいくと主人公の周りのキャラが移ろいでいったり、序盤で出ていたキャラがないがしろにされることは少なくありません。特にラブコメやハーレムマンガだと主人公以外の男性が粗末な扱いをされていることが多いので個人的に「もっと大切にしてくれよ~」と同情してしまいます。
この作品はキャラクター全員が大切に扱われている印象です。二十一巻まで発売していますが、影が薄くなったと感じるキャラクターは今のところいません。ほとんどの登場人物が話に関わるようにシナリオを作っている部分に私は感動しました。
通常の恋愛マンガだと好きな人を巡って人間関係がぎくしゃくしたりすることも少なくありません。もちろんリアルに描く上では大切な要素ですので否定するつもりはありませんが、どうも私は苦手なようです。
この作品は悪女にモテるので主人公の周りはハーレムになるわけですが、ぎくしゃくとか不快感を感じることはないですね。それはこの作品がヤンキーマンガでもあるからでしょうか。主人公に惚れる悪女たちも「彼女」というより「親友」の方がしっくりくるんですよ。ヤンキーマンガ特有の「人情」という性質もプラスされたことで、この清々しさは生まれたのでしょう。
最近夢中になるものがなかった私が全巻を数日で読破した位ですのでかなりおすすめです。ここまで読んで頂きありがとうございました。