2020年9月に、ローソンがロボットを従業員として入社させます。
配属先は、新店舗「ローソン 東京ポートシティ竹芝店」
名前は「Model-T」
仕事内容は、食品の陳列。
9月に開店する「ローソン 東京ポートシティ竹芝店」で会う事が出来ます。
いったい、どんな姿のロボットなんでしょう。
このロボットは、指が3本しかなありません。
でもこの指は、全ての物をつかむ事が出来ます。
更に、手からの吸引力でつかんだ物を固定できます。
移動は、タイヤを使い店内を縦横無尽に動き回ります。
体の関節は、前22か所動き、人と比べ違和感ない動きを見せます。
作業中、ちょっかいを出すと目からビームが出るかもしれませんよ。
ではこのロボット、いったいどうやって動くのでしょう。
「Model-T」は、自立型ロボットではありません。
お店のバックヤードから、人が操作して動かします。
操作する人は、VRゴーグルを付け、手には感触センサーを取り付けます。
腕は、カメラの映像で人の関節の動きを認識し、連動して動きます。
電波は、店内のWi-Fiを使い通信します。
会話は、出来ません。
この様にして操作し、店内の品物の陳列を行います。
つまり「Model-T」の中には、人がいます。
ローソンは、いったいどんな目的でロボットを導入したのでしょう。
「Model-T」は、雑用係として導入されました。
人が出来るだけ雑用にかける時間を減らし、接客に集中する為です。
モットーは「お店に関わる全ての人に、癒しと幸せを提供する」
このモットーを、さらに追及した業務を行おうとしている。
その一環として「Model-T」が導入されました。
では、「Model-T」が任される仕事内容ってどんな事をするのでしょう。
「Model-T」は、雑用全般をする為に導入されました。
でも最初は研修生なので、簡単な事から始めます。
陳列担当する物は、食品、飲み物、日用品などの品出しを行います。
裏で人が操作しているので、最初は動きがぎこちないかもしれませんね。
でも、その姿を見てもそっとしておいてあげましょう。
ちょっかい出すと、目からビームが出ますからね。
写真撮影は、もしかしたら人気過ぎて禁止になるかもしれません。
モラルを守って、見物しましょう。
「Model-T」は、初々しい新入社員ですが、実は脱ぐと凄いのです。
「Model-T」は、「Telexistence」社が開発しました。
操作に使用する物に、VRや、動作映像認識コクピットがあります。
これらで人の動きとロボットが連動して、延滞感無く動かせます。
これを実現した通信速度は「0.05秒」
つまり、人が操作しロボットが動き始める迄は「0.05秒」です。
この驚異的な通信速度を実現したのが「KDDI」の技術。
ロボットを動かす膨大なデーター通信をこの速度で出来る事は驚異的です。
今後の「Model-T」は、いったいどんな姿に成長していくのでしょう。
「Model-T」は、最終的に自立ロボットになります。
でも自立ロボットを作り上げるには、膨大なデータが必要です。
その為に「Telexistence」社は「Microsoft」 と提携しました。
そして「Microsoft」の膨大なデータ構築サーバー「Azure」を使います。
この「Azure」は、全世界から膨大情報を共有できるサービスです。
「Azure」を使い、人に出来るだけ近い作業を自立させて行わせます。
そして設置店舗も、日本の全店舗を目指します。
近い将来Lawsonには「Model-T」が必ずいる。
これが普通の日常風景になるかもしれません。
ロボット従業員をテスト的とはいえ、本当に配置してしまうとは驚きです。
とうとうロボットが、日常風景になる時代の始まりです。
店の中を、ロボット社員が普通に動き回り仕事をする。
こんな時代に進化していくと、人とロボットの共存が不可欠になります。
歩道には、普通にロボットが歩き回り、車道には自動運転カーが走行する。
そんな光景が日常になる日も近いかもしれません。
現状まだまだ、何も気にしないで良い事です。
でも、気が付いたら時代に完全に取り残されて手遅れになりそうです。
そうなるとパソコンやスマホが苦手な様に、生活し難くなります。
我々の意思とは関係なく、技術だけがどんどん先に行ってしまいますね。
ついて行くには、恐れず新しい事をどんどん取り入れるしかありません。
現状が永遠に続く事なんて無いのですから。