6歳の時
三郷団地の立花小学校の遠足で
「飛鳥山」と言う所に
貸し切り電車で行ってきた。
しかし飛鳥山は
おばあちゃん家の近くにあり
何度も行った事があって
新鮮味がなかった。
でもそのおかげでクラスの子達に
飛鳥山の自慢が出来て
女子にもチューリップ畑がある事を
自慢できて人気者になれた。
そして飛鳥山に到着後
すぐにお昼を食べると
チューリップ畑に案内する事になり
先生と一緒に行ってみる。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
すると女子たちは
ものすごく喜んでくれて
先生も一緒にはしゃぎ
まるで女の子になってた。
でも俺は
チューリップになんか興味なく
女子がずっとはしゃげるのが
とても不思議に感じてしまった。
この時俺は
「もしかすると女子たちには
ロボットや飛行機や車のおもちゃが
たくさんある感じかな」と思った。
(*´-∀-)フフフッ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
チューリップ畑に男1人でいた俺は
なんかつまらなくなってきてしまい
男子たちと遊びたくなって
先生に戻って良いか聞いてみた。
すると先生は
チューリップに夢中になりながら
かるく「いいよ」と言ったので
男子たちの所に行く事にした。
この時俺は
「女子があんなにずっと
感動し続けられるなんて
なんて羨ましい事だ」と感じる。
(*´゚д゚`*)イイナー
そして男子たちの遊び場に
無事到着した俺は
チューリップ畑に案内した時間を
取り戻そうとすぐに遊び始めた。
この時みんなで遊んだ事は
展示してある蒸気機関車と
昔の都電だけのスペースで
かくれんぼするゲーム。
しかし都電と蒸気機関車しか
隠れる所がないと
すぐに発見されてしまい
隠れ方の難易度が高い。
そこで俺は
まだ誰も行き方を知らない
蒸気機関車の石炭車に上り
隠れてみる事にした。
(*´-∀-)フフフッ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
すると案の定
誰も見つける事が出来なくて
みんなでずっと俺を探し
完全に勝ったと感じた。
しかし突然友達が
石炭車の上から顔を出し
「みっけ!」と言われ
俺だけの秘密の場所がバレた!
(´・_・`)ショボン
その後しばらく遊んでると
先生と女子が戻ってきて
休憩時間が終わり
紙の博物館に行く事になった。
そしてリュックに荷物をしまい
みんな集合して列をなして
ぞろぞろと博物館に入ってく。
((o(*´∀`*)o))♪
この博物館は
俺も初めて入る博物館で
なんだか遊園地に行く気分になり
嬉しくなってしまう。
でも展示してあるものを見ると
何が何だかよく解らず
ただ手触りが良い昔の紙が
たくさんあっただけだった。
他の男子たちも同じみたいで
退屈になってしまい
とうとうアニメの話をしだし
誰も紙なんて見てない。
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その後
雑談が楽しかった博物館を出て
そのまま帰る事になり
都電の停留所にゾロゾロ向かった。
しばらく待つと
都電が3台もまとめてきて
1つの都電に2クラスづつ乗り
ギュウギュウに詰められた。
この時1番後と1番前だと
正面からの景色が見えるから
その場所に行けた子が
凄くうらやましく感じてしまう。
しかし俺は
都電の車両の真ん中にいて
外なんて全く見えず
凄く憂鬱な気分のまま乗ってた。
そんな状態でしばらく乗ってると
やっと町屋駅に到着し
ギュウギュウ詰めから解放され
外の空気がおいし!
すると町屋名物の
今川焼の香りがしてきて
猛烈に食べたくなってしまった。
アワワヽ(´Д`;≡;´Д`)ノアワワ
しかし先生に言っても
当然買ってくれる訳がなく
食べたい気持ちを我慢して
帰る事にした。
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みんな駅で点呼をとってる時
ふと今川焼のお店を見ると
他のクラスの男の先生が
お店の人にペコペコしてる。
この時俺は
「まさかあの先生が今川焼を
買ってくれたのか⁈」と感じ
期待がすごく膨らんできた!
しばらくすると
お店の人が数人出てきて
信じられない事に我々に対し
今川焼を1個1個配ってくれた!
するとみんなが歓喜の声を上げ
猛烈に喜び始めて
配られた人から順に
美味しそうに食べ始めてる。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そして俺の番が回ってきて
今川焼を手に取ると
もう猿のようにむさぼり食べ始め
自分が相当食べたかったと感じた。
がぶがぶ食べてる最中
担任の高野先生が
「あの先生のおごりだから
お礼を言うように」と言われた。
なので我々全員は
男の先生に対し「ありがとう!」と
みんなでお礼を大合唱すると
顔を真っ赤にし恥ずかしがってた。
(*´艸`*)
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今川焼を食べ終わると
千代田線の貸し切り車両に乗って
新松戸まで行き武蔵野線に乗り換え
三郷まで帰って行った。
千代田線の中では
みんな走って遊んでたけど俺は
疲れたから席に座り熟睡し
外の景色すら全然見てない。
そして三郷駅に着くと
駅前の広場に親たちが迎えに来てて
俺の母親も車で迎えに来てて
ここで遠足が解散になった。
そして先生が最後に
「家に到着するまでが遠足です!」
と決まり文句でしめ
無事に遠足が終わった。
( ´ー`)フゥー...
車の中で俺は
母親に遠足の事を聞かれたけど
行きなれた場所なので特になく
あまり感想がわかなかった。
翌日学校で感想文を書かされ
何も思い浮かばない俺は
先生がチューリップ畑で
女の子になってた事を書いた。
そしてその感想文を提出すると
高野先生の顔が真っ赤になり
大爆笑されてしまい
「先生も女の子よ」と言われた。
。゚(゚^∀^゚)゚。ブハハハハハハッ!!!!