洗剤の基本成分には共通成分があって
1つは界面活性剤という汚れを浮かせ
布地から取り除き泡を形成し包んで
洗い流すものがあります
これは洗浄助剤と言う洗濯中に出る
汚れた水の中の金属イオンを包み
衣服に再度付着させない様にしたり
洗濯水に混ざらないようにします
そして界面活性剤の効果を維持させ
香料や蛍光増白剤や酵素で香りを付け
衣類の白さ向上やタンパク質の汚れを
分解して綺麗にするのです
洗濯中の水は金属イオンと言う
不純物が混ざる事で水が硬くなる
硬水状態になり界面活性剤の効果が
出難くなってしまいます
そのため金属イオンを包む封鎖剤が
追加される事になったのですが
昔はリン酸塩を使ってて近年になり
環境問題で使用が減少傾向にあります
2つ目は粉末洗剤の特徴の主成分で
この中には硫酸ナトリウムという
粉末を固まらせない為の凝固防止が
入ってます
更に炭酸ナトリウムと言う汚れを水に
溶かす物や過炭酸ナトリウムという
漂白効果と微生物の繁殖を抑える為の
抑制効果成分も混ぜられてるのです
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粉末の化学的メリットは汚れを落とす
成分安定性があり液体では混ぜるのが
難しいとされる漂白効果の過酸化物を
配合する事が可能になってます
更にカビが生えるのを防げて洗濯機や
衣類内の細菌繁殖を防止する事もでき
粉末洗剤は再利用できる段ボール箱に
詰められて輸送コストも低くすみます
3つ目は液体洗剤の特徴で主成分は
液体洗剤の元になる水に界面活性剤や
アルカリ塩などそのまま配合でき
粉末化するよりコストが低く済みます
液体洗剤は成分の原液を混ぜられて
防腐剤や雑菌繁殖防止を強く発揮し
非イオン性界面活性剤は硬水でも
よく混ざり石鹸カスを発生させません
専門家が良いとする基準として
洗浄力と価格と香りと使い安さと
環境配慮を見て推奨する洗剤は
酵素と活性過酸化物を含む粉末です
そして温水ではなく20℃の水を使用し
推奨する量の半分だけ使って洗い
これでも十分洗浄力を発揮できるので
お財布にも優しいと言います
粉末洗剤は環境に良く成分の安定性が
高い一方で液体洗剤は硬水にも強く
汚れに直接塗布する利便性があるから
用途や好みで使うのが良いです