14歳の時初めて煙草を吸ってみた。
友達が親が吸っている煙草を1箱盗んで来たのでその煙草を1本貰った。
悪い事をしている感があった。
でも親も吸っているのだから良いだろうと言い訳してみた。
そして貰った煙草を吸ってみる事にした。
最初は、吸い方が解らずふかしていた。
友達に煙は肺に入れる物だと言われたが。
でも肺に入れるのが怖かったので、ふかしていた。
俺は、この頃ふかしていただけなので煙草の本当の良さは解らない。
ただカッコ良い気がしただけで吸っていた。
半年位吹かしていたが、肺に煙を入れて見ようと思い煙を吸い込んでみた。
そしたら全くむせず簡単に吸い込めた。
この時、頭がクラクラし始めて凄く気分が良くなってしまった。
生まれて初めて煙草の麻薬効果を味わってしまった。
この後も自分のお小遣いで煙草を買い、1ヵ月に5本位吸っていた。
この時は、これ位なら全然健康被害はないだろうと勝手に勘違いしていた。
そんな日が続いてたら、もちろん親にも見つかった。
親は、自分たちが吸っているからやめろとは言わないと言っていた。
でも、絶対人前では吸うなと言われてしまった。
確かに、未成年が外で煙草を吸っていたら犯罪だ。
この事を言われた後、父親が灰皿をくれた。
絶対、燃やすなよと念を押されて。
でも、とうとう初めて布団に煙草を落として焦がしてしまった。
毎朝父親が朝起こしに来る時、確実に発見されてしまう。
でも、母親が布団を干す時も確実に発見される。
俺は、もう確実にげんこつ食らうと腹をくくった。
そしてその日の学校から戻って、早速母親に見つけられててに叱られた。
更に、俺の家の1回が仕事場なのだが、そこにいる父親に呼ばれた。
向かったら案の定、何も言わずに鉄拳パンチを食らった。
この時、布団を焦がした位しょうがないじゃないかと言い訳していた。
でも、今は解る。
火事になる1番多い事例だから布団を焦がす事はやばい。
しかも寝たばこだったら、更に危険だ。
俺はめちゃくちゃ親に叱られ、この後は布団を絶対焦がさないようにした。
俺には、弟がいる。
当然弟は、兄の真似をするものだ。
しっかり俺の煙草を盗んで、吸われていた。
俺の姿を見て、とうとう弟も煙草デビューを果たしてしまった。
この頃の弟は、俺の煙草を盗んで吸っていた。
でも盗む量が、だんだん量が多くなってきて俺の分が足りなくなってきた。
これでは、俺のお小遣いにも負担がかかる。
なので俺は、弟にもう少し取る量を減らしてくれと頼んでみた。
そうしたら素直に納得してほっとした。
数日後、父親が買ってきた1カートン分の煙草が無いと騒いでいた。
当然、タバコを吸っている俺が疑われる。
でも、俺は取っていないので、弟が取ったんだと言っておいた。
その時父親は「あいつも吸っているのか?!」と驚いた。
どうやら父親は、弟がタバコを吸っている事を知らなかったようだ。
そうしたら「兄貴のお前が吸っているからまねしたんだ!」と言われた。
そしていつもの鉄拳パンチが飛んできた。
俺はこの時、凄く理不尽な気がしてならなかった。
この後、弟が学校から帰ってきて俺と弟2人同時に叱られてしまった。
そして、弟も父親から灰皿を貰っていた。
弟は、タバコを吸っても布団を焦がした事がない。
俺より、しっかりしていると感心した。
俺は、反面教師だったのかもしれないな。