6歳の時
父親と三郷団地の第二大湯川に
雷魚を釣りに行って来た。
初日の収穫は
小さなフナ1匹のみで
雷魚を釣り上げる事が出来なかった。
そして
翌週の日曜日にまた
父親と一緒に雷魚を釣りに来た。
ヾ(*´∀`*)ノ
そもそも雷魚がいるなんて
父親が飲み屋で仕入れた情報で
本当にいるのかなんて解らない。
|゚д゚) ぁ ゃ ι ぃ
しかも
この話をした人は
2年前に雷魚を見たと言うだけで
今もいるのか不明だった。
この雷魚と言うのは
体調が1m位あるドジョウだと
父親が説明してくれた。
このとき父親は
鼻息荒くして
この雷魚を釣ると意気込んでいた。
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この日俺は
父親が釣りをしてる間暇なので
短い竿を借りて
俺も釣りをやってみた。
俺は
父親が用意してくれた
凄く良い匂いがする魚の練りエサを
針にお団子みたいな大きさで付けた。
そして
釣り竿を川に投げ入れると
針からエサが取れて
エサだけ遠くに飛んで行ってしまった。
それを見た父親は
「エサをたくさん付けすぎだよ!」
そう言って爆笑してた。
ヾ(≧▽≦)ノアハハハ!
父親が付けるエサの大きさの事を
「魚が1口で食べられる
大きさで針に付けるんだ」
そう言っていた。
なので俺は
魚の口の大きさを思い浮かべ
凄く小さく付けてみた。
そして竿を川に投げてみると
エサが飛ばずに川に着水して
糸のウキが上手に立ってくれた!
( ´ー`)フゥー...
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俺は
しばらく釣りをしていたけど
全然魚が釣れず退屈になってきた。
|´・_・`)。oO(暇)
なので俺は
道端に転がってる石を積み上げ
山を作って遊びだしてしまう。
俺にとっては
釣りよりこの遊びが凄く楽しくて
ずっと遊んでいられた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
しばらくすると父親が
「かかった!」と叫び
魚と格闘し始めた!
俺は
「雷魚が釣れたの?!」と叫び
父親の所に行くと
先週と同じフナが釣れた!
そのフナの大きさは
30㎝位ある結構大きなフナだった。
先週釣れたフナは
15㎝位のフナが釣れ
家に持ち帰って食べたけど
凄くマズくて結局食べられなかった。
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フナが不味かった原因は
母親が泥抜き調理が解らず
しかも魚をさばけなかったから
そのまま丸焼きにしたせいだった。
なので今回釣れたフナは
目的の雷魚でもないので
川に戻し持ち帰らない事にした。
父親も
あのフナのまずさに
懲りたのかもしれない。
( ;´Д`)イヤァァァァ!!
その後も
しばらく釣りを続けてたが
目的の雷魚がかかる処か
姿すら見えなかった。
俺が見えてたのは
石にくっついたタニシくらい。
もう
魚そのものが
川を覗いても全然確認できなかった。
(´・д・`)ショボーン
そんな時
近くで一緒に釣りをしてた人が
何かが針にかかったらしく
必死になって釣り上げようとしてた!
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しばらくすると
魚がかかった近くの人が
「手伝ってくれー!」と叫んだ!
ギャー!ε=ε=(*ノ>Д<)ノ
俺と父親は
その声を聞いて走って行き
急いで釣竿を一緒に支えた!
その釣り竿の先には
物凄く大きなナマズの様な怪獣がいて
明らかに俺より大きい。
しかも
大人2人で引っ張っても
完全に力負けしてる!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
俺が父親に
「あれ雷魚?!」と聞くと
「そうだ!あれが雷魚だ!」
そう怒鳴ってきた!
俺は
その魚を見て
「本当に神獣みたいな怪獣だ!」
そう感じてしまった!
そして
雷魚をひっかけた人と俺の父親は
かなり頑張ったが雷魚に糸を切られ
結局逃げられてしまった。
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しかし俺は
「どう考えてもあんな巨大魚
釣り上げるなんて無理だろ」
そう感じてしまった。
その後
しばらく釣りをしてたけど
結局あれ以来雷魚が現れず
釣り上げる事が出来ずに終わった。
そして夕方
仕方なく帰り支度をしてる時
向かい側だけにある柵を乗り越え
1人子が川沿いを歩き始めた。
それを見た父親は
「危ないから戻れー!」と叫んだが
その瞬間!その子が足を滑らせて
川にドボン!と落ちてしまった!
その子は
スグに川から顔を出し
呆然として柵ににつかまった。
( ゚ q ゚ )ボー…
そして父親がその子に
「泳げるかー!」と言ったら
うなずきそばの階段まで泳いでいった。
川から上がったその子は
全身泥だらけで無事に生還し
そのまま歩いて家に帰って行った。
ε-(・д・`;)フゥ…