



5歳の時の我が家の日曜は家族全員寝坊で
朝9時過頃ぎまで父親も母親も寝てるけど
俺は毎日6時起きの癖があり長く寝られず
1番に目が覚めリビングでテレビを見てた
(´∀`*)ウフフ
当時埼玉県に住んでた俺は地方放送局を
受信する専用チャンネル「U」に合わせ
埼玉テレビで日曜朝に放送してるアニメ
マジンガーZを毎週見てた
マジンガーZは再放送で古い物だったが
凄く面白くて歌もカッコ良く戦闘場面も
ハラハラドキドキし1話見ただけでもう
人生の半分過ごした充実感を味わえる
その後もアニメ放送が2本位続き連続で
アニメを見て何度も衝撃と感動を味わい
日曜の朝は俺にとって最高の人生勉強が
出来る1番充実した日だった
アニメを見終わるとおなかがすいてきて
昨夜母親と父親が酒飲みながらつまんだ
お惣菜やお菓子がテーブルに出てるから
勝手に食べてしのいでた
おつまみのお惣菜はどれもしょっぱいが
昔から父親の膝の上でよく食べてたから
もうこの味に慣れてしまいこの頃は既に
味が濃い物が大好物になってる
この誰もいなくて何しても邪魔されない
日曜日の朝が大好きで凄く自由で最高の
幸福感を味わえるからもうこのまま時が
止まり一生この状態が続いて欲しかった
(´∀`*)ウフフ

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ある日の日曜日にお腹空かせ俺が昨晩の
酒盛りで残したおつまみのお惣菜を食べ
アニメを見てたら父親がトイレに行く為
布団から出て起きてきた
( ゚Д゚)ネムヒー
すると俺がお惣菜を食べてたから父親が
「お腹空いてるなら何か作ってやるよ」
と言って手料理なんて全くしない父親が
珍しく料理してくれると言い出した
この滅多にない事に喜び父親の料理姿を
そばで見たいと思い台所に一緒に行って
隣に張り付き食材の下ごしらえをずっと
眺めて何ができるのかワクワクして待つ
この時父親は冷蔵庫を漁って野菜と肉を
出して切り刻みフライパンに油をひいて
全部いっぺんに入れ混ぜ始めると物凄く
油が跳ね上がり炎が吹き上がった!
それを見た俺は「すげー!」と感動して
父親は本格的な料理が出来るんだと思い
もしかしたら母親より美味しい物を作れ
これは父親のかくし芸なのかもと感じた
俺が感動して気を良くし父親はしばらく
炎を立ち上がらせて混ぜ続け「どうだ!
お父さん凄いだろう!」と上機嫌になり
何度も炎が立ち上がらせてくれる
そして野菜と肉を混ぜてたら父親が突然
「やべ!」と叫び火を止めて野菜と肉の
焼き加減を確認するとこんがり焦げてて
とてもカリカリに仕上がってた
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

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そして脇には朝4時頃母親がスイッチを
入れておいた炊飯器がありこの時は既に
ご飯が炊きあがってていつでも食べれる
状態になってた
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
父親はそのご飯を焦げた具材が入ってる
フライパンの中に入れ再度混ぜ始め俺は
きっとチャーハンを作ってるんだと思い
早く食べたくて仕方なくなった
するとまたフライパンから炎が上がって
俺は「この炎は食材を焦がす炎だ!」と
さっきの経験から解り父親も「やべ!」
と驚き急遽フライパンをコンロから離す
この状態で卵と醤油を入れコンロの上で
また混ぜ始めると再び炎が上がって俺は
「もしかして火力強いんじゃ…」と感じ
多分料理失敗したなと覚悟した
その後チャーハンが無事完成した様子で
料理をお皿に乗せテーブルに持って行き
完成度合いを確認するとやっぱり焦げて
チャーハンが色々と黒かった
でも実際食べると父親は不味と言うけど
俺は食えない味でなくどちらかと言うと
母親の料理よりは美味しく感じてしまい
焦げ焦げのチャーハンも悪くない
食べ終わった頃母親が起きてきて焦げた
チャーハン見て「給料前でお金ないのに
勝手に食材使ったらダメじゃない!」と
俺と父親は大激怒され最悪の朝を迎えた
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ











